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【2024年版】アドラー心理学おすすめ本20選 | あなたにぴったりの一冊が見つかるガイド

アドラー心理学おすすめ本20選

 

これからアドラー心理学を学びたいけど、私はどの本を読めばいいの?

 

何10冊とある本の中から自分に合った一冊を手に取るのは難しいですよね。

 

しかし、この記事で紹介している本を選べば、アドラー心理学を実践できるようになる上で、最短の道を歩むことができるようになります。

 

なぜなら、私がアドラー心理学の講座を作るまでに読んだ本をすべてまとめたからです。

 

間違った本を買って積読しないためにも、あなたにぴったりの一冊を見つけましょう!

 

記事を書いた人
ベーやん(磯部 和弥)
ベネッセのUdemyでアドラー心理学を含む講座でベストセラー・最高評価を合計9つ受賞。米国Transformaiton Academy認定コーチ、銀座コーチングスクール(GCS)認定コーチ、社会起業大学SEED元講師などの経歴を保有

 

 

アドラー心理学を本で学ぶための3ステップ

 

本で学ぶ場合は、進め方を誰かが教えてくれるわけではないので、自ら学びのステップを作って読んでいく必要があります。

 

アドラー心理学を本で学ぶ際は以下の3ステップで進めることがオススメです。

 

アドラー心理学おすすめ本まとめ

 

①入門書(アドラー心理学の概要を知る)

まずはアドラー心理学とはどんな世界を目指していて、どういう理論なのかをまず把握していきましょう。

パズルでも完成図を見てから埋めるほうが速く完成させられるように、全体像を先に把握することで理論を実践しやすくなっていきます。

 

②実践書(自分の目的にあった実践方法を学ぶ)

次は、自分がどんな場面でアドラー心理学を使いたいのかということを考え、選書していきます。

例えば、対人支援(コーチングやカウンセリング)、職場のマネジメントや対人関係、育児や教育現場などあなたがどういった場面で使いたいのかを元に本を選ぶということになります。

 

③専門書(アドラー心理学の細部を知る)

ビジネス書はアドラーの言葉わかりやすく噛み砕いて解説している分、細部が抜け落ちていることが多いです。

本格的にアドラー心理学を学びたいひとは、原書や彼の講義をまとめた本にあたってみることをおすすめします。

この記事では、合計20冊を紹介していきますが、すべて購入する必要はなくご自身に合った本をそれぞれ①〜③で1冊ずつ購入されることをおすすめします。

 

また、「ここで紹介されている本の内容を一気に動画で学びたい」という人は私が実施しているオンライン講座もぞいてみてください。

 

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アドラー心理学おすすめ本20選

 

それでは、おすすめのアドラー心理学をステップ別に20冊まとめたので、以下より自分に合った一冊を探してみてください。

 

※本記事ではPRを目的としていないため、アフィリエイトリンク等は使用していません

 

①入門書(アドラー心理学の概要を知る)

 

まずは最初にアドラー心理学の全体像を把握するのに最適な入門書を紹介していきます。

 

タイトル Amazon評価 (レビュー数) 価格 概要
嫌われる勇気 ☆4.5
(26,473)
1,650円 哲人と青年の会話を通してアドラー心理学の実践方法を小説形式で学べる
幸せになる勇気 ☆4.5
(6,680)
1,650円 哲人と青年の会話を通してアドラーの目指した世界について小説形式で学べる
アドラー心理学入門 ☆4.1
(1,637)
1,100円 アドラーの生い立ちからどのように理論が構築されていったのかを学べる
もし上司がアドラーだったら ☆4.5
(1,818)
1,320円 アドラーの考えを持った上司(ドラさん)の指導によって、とある営業マンの人生が変わる小説
マンガでやさしくわかるアドラー心理学 ☆4.1
(449)
1,576円 老舗洋菓子チェーンの新人マネージャーの成長の様子を通してアドラー心理学の概要が学べる
まんが! 100分de名著 アドラーの教え ☆4.3
(199)
1,320円 NHKの100分で名著のコミック版。全4回でまとめられたアドラー心理学の概要を学べる
性格は変えられるアドラー心理学を語る ☆4.3
(189)
1,540円 日本のアドラー心理学の第一人者の一人である野田俊作氏による解説書
比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学 ☆4.2
(75)
448円 フロイトとの比較によってアドラー心理学の立ち位置が学べる
幸せな劣等感: アドラー心理学(実践編) ☆4.1
(55)
1,426円 他者との比較による劣等感を克服し、自分の理想とのギャップを埋めようとする優越性の追求について学べる

※レビュー数が多い順に並べています

 

嫌われる勇気

アドラー心理学本01

当時、日本で知名度が低かったアドラー心理学を一躍有名にした名作。哲人と青年の対話形式で読みやすく、誰でもアドラー心理学の考え方をサクッと学ぶことができる一冊。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.5 (26,473)

値段

1,650円

主要なトピック
・トラウマなんて存在しない
・すべての悩みは対人関係にある
・あの人の期待を満たすために生きてはいけない
・本当の自由とはなにか
・勇気づけというアプローチ
など

本ブログ運営者のコメント

青年がとらわれている「嫌われたくないという感情」を、哲人がアドラー心理学の考えを元にときほぐしていく。青年は私たちの投影であり、実際にアドラーと対話している気持ちにしてくれる一冊。

アドラー心理学の書籍の中では初歩的な内容しか取り扱っていないが、本質的な考えをまとめてくれているので、専門書を学ぶ時の足がかりになってくれる。

 

>>本を読む

 

幸せになる勇気

アドラー心理学本3

嫌われる勇気の続編。青年は哲人を3年後にまた訪れた。あることがきっかけで、アドラー心理学を捨てるべきか悩む青年に、哲人がアドラー心理学の本質を語るという設定で始まる一冊。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.5 (6,680)

値段

1,650円

主要なトピック

・共同体感覚の育て方
・他者貢献の喜び
・他者を変えることはできない
・他者と協力することの大切さ
・人生の意味と幸福
など

本ブログ運営者のコメント

前作「嫌われる勇気」ではいかにして自分の人生を選び取り、他者からの評価に依存しない勇気を持つかということが語られた。

一方、今作では幸せを追求するためには他者に貢献し、自己超越を目指すという共同体感覚を持つことが重要であることが語られる。

アドラーが目指した世界がどのようなものかをさらに詳しく知りたい人にはおすすめの一冊

 

>>本を読む

 

アドラー心理学入門

アドラー心理学おすすめ本

アドラー心理学について、彼がどのような生い立ちを持ち、どのように理論が構築されていったのかを学べる一冊

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.1 (1,637)

値段

1,100円

主要なトピック
・アドラーはどんな人だったか
・アドラー心理学の育児と教育
・横の関係と健康なパーソナリティ
・アドラー心理学の基礎理
・人生の意味を求め
など

本ブログ運営者のコメント

生い立ち、フロイトとの出会いと別れ、戦時中の軍医としての経験、孤児への支援。

子どもへの教育の一環として生まれたアドラー心理学だが、この本を通してその背景を知ることができる。

「嫌われる勇気」よりもさらに詳しくアドラーについて知りたいと思ったときに手に取る本。

 

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もし上司がアドラーだったら

アドラー心理学おすすめ本

ダメダメ営業マンのリョウが、上司ドラさんとのやり取りを通してアドラー心理学を実践し成長していく実用エンターテイメント

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.5 (1,818)

値段

1,320円

主要なトピック
・自分を追い込んでもやる気が続かないんです
・成績の悪い僕は劣っている、負けている
・自分を勇気づける、その次のステップはなんだろう
・自分の意見だけでなく、存在も否定された
・目の前の人のため、が共同体感覚なんですか?
など

本ブログ運営者のコメント

対話形式という点において「嫌われる勇気」と似ている部分もあるが、現代のビジネスマンを主人公にしていることで、多くの人が感情移入できる内容となっている。

波乱万丈の泣けるストーリーも組み込まれており、アドラー心理学について初めて学ぶ人もサクッと読める一冊。

 

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マンガでやさしくわかるアドラー心理学

アドラー心理学おすすめ本

人気洋菓子チェーンに勤務する20代後半の女性の物語。彼女はエリアマネジャーに抜擢されたものの、地域の店長たちとの対立から思い通りにならない日々を過ごしていた。

そんな中アドラーの幽霊と出会い、その助言のもと状況を打破していく様子がマンガ形式描かれている。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.1 (449)

値段

1,576円

主要なトピック

・劣等感を克服する方法
・過去ではなく、未来が大事
・他者の課題と自分の課題を分ける
・社会とのつながりを感じる
・承認欲求からの解放
など

本ブログ運営者のコメント

アドラー心理学の入門的な内容を、マンガ形式+文章での解説で学ぶことができる。

若くしてマネジメントの立場に立たされる女性マネージャーが対人関係に苦悩しながらも、アドラーの教えを実践すること克服していく。

そんな経験を追体験しながらアドラー心理学について学べる一冊

 

>>本を読む

 

まんが! 100分de名著 アドラーの教え

アドラー心理学おすすめ本

「100分で名著シリーズ」のコミック版。過去、全4回にわたって放送されたアドラーの教えがオリジナルストーリーでよみがえる

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.3 (199)

値段

1,320円

主要なトピック

・人生を変える『逆転の発想』
・自分を苦しめているものの正体
・自分と他者を勇気づける
など

本ブログ運営者のコメント

アドラー心理学の核心をやさしく解説した一冊。

劣等感や優越性の追求、課題の分離など、アドラーの理論がマンガを通じてわかりやすく描かれている。

特に、自己超越と共同体感覚の重要性を学びながら、日常生活での実践方法を具体的に理解できる点が魅力的。

 

>>本を読む

 

性格は変えられるアドラー心理学を語る

アドラー心理学おすすめ本

日本のアドラー心理学の第一人者である、野田俊作氏による解説書。「性格」という切り口から、私たちがどのように日々行動しているのかということを噛み砕いて解説している。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.3 (189)

値段

1,540円

主要なトピック

・そもそも「性格」とは何なのか
・性格という「辞書」はどのようにつくられるのか
・性格はどうやって診断するのか
・.個人と集団はどんな関係にあるか
・共同体感覚とはどういうものか
など

本ブログ運営者のコメント

シカゴ・アルフレッド・アドラー研究所に留学をしたあと、日本にアドラー心理学を広めた野田氏の著書。

過去の経験や環境によって性格が決まるのではなく、未来に向けてどのような目的を持つかによって性格が形づくられるというアドラーのメッセージが熱く語られている。

具体的な事例とともに、アドラーの理論が丁寧に解説されており、自己変革を起こそうとする人々にとって力強い指針となる一冊。

 

>>本を読む

 

比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学

アドラー心理学おすすめ本

フロイトとの比較によってアドラー心理学の立ち位置が学べる一冊。フロイトとアドラーだけでなく、現代にいたるまで登場してきた代表的な心理学者たちの考え方が時代背景を含めて丁寧にまとめられている。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.2 (75)

値段

448円

主要なトピック

・二つの心理学の出会い
・否定されるフロイト、忘れられるアドラー
・再評価される二人の心理学
・現代心理学への影響
など

筆者のコメント

いきなり方法論を学ぶのではなく、まずは「アドラー心理学はどういう背景でできたものなのか」「他の理論とどう違うのか」ということを学ぶことは重要である。

なぜなら、アドラー心理学の背景や理論を理解できていない状態で、実践しても効果が期待できないからだ。

この本では、主にフロイトの無意識や性欲を中心とした理論と、アドラーの目的論や共同体感覚に基づく心理学が比較されており、アドラーの立ち位置を理解することができる。

 

>>本を読む

 

幸せな劣等感: アドラー心理学(実践編)

アドラー心理学おすすめ本

「劣等感」という切り口からアドラー心理学について紹介する一冊。他者との比較による劣等感を克服し、自分の理想とのギャップを埋めようとする優越性の追求に到達する方法について学べる

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.1 (55)

値段

1,426円

主要なトピック

・劣等感の正体とは
・優越性の追求とは
・不完全である勇気
・ライフスタイル理論
・共同体感覚
など

筆者のコメント

この本を読んで、一般的に私たちがもっている劣等感とは他者との比較のなかで生まれるものであることを知った。

他者と自分を比較するのではなく、自分の理想との現在の自分を比較することで創造性を発揮し成長することができる。

劣等感ではなく優越性の追求を通じた、自分らしさへと導いてくれる一冊。

 

>>本を読む

 

 

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②実践書(自分の目的にあった実践方法を学ぶ)

 

次に、アドラー心理学の応用方法をまとめた実践書の紹介をしていきます。

 

主にこの記事では、マネジメント、教育、子育て、対人援助(カウンセリング・コーチング)の現場でどのようにアドラー心理学を活用できるのかをまとめた本を紹介します。

 

タイトル Amazon評価 (レビュー数) 価格 概要
アドラーに学ぶ部下育成の心理学 ☆4.1
(286)
1,330円 アドラー心理学を活用した、部下の育成や関わり方について学べる
職場を幸せにするメガネ〜アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント〜 ☆4.5
(63)
1,646円 「働きがいのある職場ランキング」TOP10に選ばれた会社の部長が教える幸せな職場の作り方について学べる
子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気 ☆4.1
(432)
1,210円 アドラー心理学を活用した子どもの教育や勇気づけの方法について学べる
3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」 ☆4.0
(89)
1,430円 日本アドラー心理学の第一人者、野田俊作氏の教育法「パセージ」について学べる
アドラー臨床心理学入門 ☆4.4
(14)
1,688円 アドラー心理学の全体を把握できるとともに、臨床現場での実践方法についても学べる
アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方 ☆4.4
(13)
1,760円 アドラー心理学の中心技法である「勇気づけ」について詳しく学べる

※レビュー数が多い順に並べています

 

アドラーに学ぶ部下育成の心理学

アドラー心理学おすすめ本

「ほめる」「叱る」「教える」といった常識とされる部下の指導方法の間違いを指摘し、アドラー心理学の視点から、効果的な部下育成術を伝えてくれる本。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.1 (55)

値段

1,210円

主要なトピック
・ほめてはいけない
・しかってはいけない
・おしえてはいけない
・人は体験からしか学べない
など

本ブログ運営者のコメント

アドラー心理学は教育心理学として始まった学問であり、マネジメントの色んな場面でも応用が効く。

例えば、ほめることは相手を評価しコントロールするために使われるが、アドラー心理学の勇気づけは相手自身が自立・行動・成長するために行われる。

この本はアドラー心理学をいかにして部下の育成に応用していくかがうまく整理されている。

 

>>本を読む

 

職場を幸せにするメガネ〜アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント〜

アドラー心理学おすすめ本

グーグル、日本マイクロソフトと並び「働きがいのある会社ランキング」TOP10に入ったの会社の部長が、アドラー心理学を活用した幸せな職場のつくり方を伝えてくれる。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.5 (63)

値段

1,646円

主要なトピック

・幸せな職場 不幸な職場
・リーダーとしての想いを明確にする
・組織として大切にすることを共有する
・お互いを知り、信頼関係を構築する
・動き出す仕組みを作る
など

本ブログ運営者のコメント

具体的なコーチング等のアプローチ等は解説されていないが、幸せな職場をつくるには管理職がどのようにメンバーにアプローチをするべきかということが紹介されている。

過去、著者自身が「冷徹上司」と呼ばれた失敗経験から、アドラー心理学やコーチングを学びどのように立ち直っていったのか、個人的なストーリーと共に語られるため、自分ごととして感じながら学ぶことができる。

これから管理職の立場にたつ人は一度読んでおきたい一冊。

 

>>本を読む

 

子どもをのばすアドラーの言葉

アドラー心理学おすすめ本

嫌われる勇気の著者、岸見一郎氏にがまとめたアドラー流子育ての本。自立した子どもを育てていくためには、親がどのように関わればいいのか? 叱らない・ほめない子育ての極意が語られる。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.1 (432)

値段

1,210円

主要なトピック
・叱らない、ほめない子育て
・勉強ができる子、できない子
・子どもが一生強く生きられる子育て
など

本ブログ運営者のコメント

世界で初めて児童相談所を開いたアドラーの教育論を、現代でどう活用するのか橋渡しをしている本は少ないので貴重だといえる。

この本で紹介される「叱らない」「ほめない」子育てを完璧に実行することはできないが、本質的に子どもが自立して生きていくためには不可欠な考え方だと思う。

嫌われる勇気を読んだあとに、子育てにアドラー心理学を活かしたいと思ったひとに一読してほしい一冊。

 

>>本を読む

 

3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」

アドラー心理学おすすめ本

日本アドラー心理学の第一人者、野田俊作氏が開発した教育法「パセージ」について学べる一冊。アドラー心理学をどのように活用すれば自立した親子関係を築けるのかを学ぶことができる。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.0 (89)

値段

1,430円

主要なトピック
・目標をもって子育てをしよう
・ほめる育児は子どもダメにする
・子どもの問題行動には必ずワケがあります
・「過干渉」の親になっていませんか?
・家族で話し合う時間を持ちましょう
など

本ブログ運営者のコメント

「パセージ」とは、フランス語の「passage(通過、道のり)」に由来する言葉。

この本は、単に教育法や育児法を語るのではなく、親子が共に学び、共に成長し続けることを強調している。

子どもを育てるとは、親自身が成長することだと感じさせられる一冊。

 

>>本を読む

 

アドラー臨床心理学入門

アドラー心理学おすすめ本

アドラー心理学を活用した臨床心理(カウセリング)を行うえで必要な基礎理論と実践方法についてまとめられた一冊。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.4 (14)

値段

1,688円

主要なトピック
・前半:アドラー心理学の基礎理論(目的論・対人関係論・認知論・全体論・主体論など)
・後半:臨床現場での実践方法(早期回想、課題の分離、家族布置など)
など

本ブログ運営者のコメント

私自身が大学で臨床心理の勉強をしているときに読んだ一冊。

アドラー心理学の基礎的な理論も復習することができ、その上で臨床現場でクライエントにどのような援助を行うべきかについても学ぶことができる。

これから臨床心理士やコーチなどを目指すひとは、セッションをする前によんでおくと良い。

 

>>本を読む

 

アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方

アドラー心理学

カウンセリング現場だけでなく、職場や家庭でも活用できるアドラー心理学の理論と技法画学べる一冊。

支社に赴任した山田課長が直面する人間関係の悩み切り抜けていくストーリーととも、アドラー心理学を活用したカウンセリングについて学ぶことができる。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.4 (13)

値段

1760円

主要なトピック

・カウンセリング・マインドとは
・簡易カウンセリング
・カウンセリング効果で高める人間関係
・勇気づけの理論と技法
など

本ブログ運営者のコメント

著者の岩井氏はアドラー心理学の源流の博士たちに師事しており、本書ではそんな彼の知識と経験が山田課長という主人公のストーリーとともに語られる。

文字が詰め込まれていて読みにくさが少しあるが、企業で奮闘する管理職のストーリーもおりまぜられているので全体としてはサクッと読むことができた。

 

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③専門書(アドラー心理学の細部を知る)

 

最後に、アドラー心理学について細部まで知りたいひとのための本を紹介していきます。

 

内容は少し専門的になるので、①入門書と②実践書を読んだ上で活用されることをおすすめします。

 

タイトル Amazon評価 (レビュー数) 価格 概要
生きるために大切なこと ☆4.1
(90)
1,540円 アドラー心理学をどのように日常で活かすのかをまとめた本人の著書
人生の意味の心理学 ☆4.2
(50)
1,870円 個人がどのようにして人生に意味を見出し、充実した生き方を実現するかについてアドラー自身が考察した著書
個人心理学講義: 生きることの科学 ☆3.8
(36)
1,980円 アドラーが個人心理学の主要な概念とその応用について述べた本
人間知の心理学 ☆4.2
(15)
1,650円 どのように人間が過去に影響を受け、発達するのかを解明した著書
アドラーの生涯 ☆5.0
(7)
16,200円 アドラーの生い立ちと社会的背景について詳細に解説された本

※レビュー数が多い順に並べています

 

生きるために大切なこと

アドラー心理学本おすすめ

アルフレッド・アドラーの原典。アドラー心理学の基本的な内容(劣等/優越コンプレックスやライフスタイル)だけでなく、教育、恋愛や性生活など実生活への応用方法までまとめられている。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.1 (90)

値段

1,540円

主要なトピック
・生きることの科学
・劣等コンプレックスとは
・優越コンプレックスとは
・ライフスタイル
・問題を抱えた子どもの教育
・恋愛と結婚
・性の問題
など

本ブログ運営者のコメント

アドラー心理学の概要を理解するには「嫌われる勇気」などの入門書が良いが、アドラー自身の言葉に触れるにはこの本がおすすめ。

実際に他者の言葉ではなく、彼自身の言葉で語られる「劣等感との向き合い方」について学ぶことができる。

 

>>本を読む

 

人生の意味の心理学

アドラー心理学おすすめ本

なぜ人生の意味(ライフスタイル)を変えれば、世界が驚くほどシンプルになるのか? アドラーが平易な言葉を使って教えてくれる幸福論。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.2 (50)

値段

1,870円

主要なトピック
・人生の意味
・早期回想
・夢
・家族や学校の影響
・仕事の課題
・愛と結婚
など

本ブログ運営者のコメント

本書では、アドラーの理論が具体的なエピソードやケーススタディを通じて紹介される。

特に、人生の意味を見出すためには、他者との関係や社会的つながりが重要であると説き、個人が孤立するのではなく、共同体の一員として生きることの価値を強調している。

この本を読んだことで、自分だけのために生きることには限界があり、他者に貢献する中で生きる意味とは生まれてくるものなのだと認識できた。

 

>>本を読む

 

個人心理学講義: 生きることの科学

アドラー心理学おすすめ本

アドラーがニューヨークへと渡ったときにはじめて英語で出版した著作。アドラー心理学の全体像を彼自身の言葉から把握することができる。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆3.8 (36)

値段

1,980円

主要なトピック

・ライフスタイル
・個人心理学の原理
・劣等コンプレックスと優越コンプレックス
・早期回想
・夢とその解釈
・教育と問題のある子ども
・犯罪と共同体感覚の欠如
・恋愛と結婚
・性とセックスの問題
など

本ブログ運営者のコメント

基本的に書かれていることは「人生の意味の心理学」と変わらないが、アドラーがニューヨークで始めて英語で出版した書籍として価値がある。

アドラー心理学の全体像を、アドラーの言葉で学びたいひとは手に取りたい一冊。

 

>>本を読む

 

人間知の心理学

アドラー心理学おすすめ本

ウィーン・フォルクスハイムで行われた公開講義の内容をまとめて作られたアドラーの代表作の1つ。

対人関係を築いていくには、まず人間の思考や行動のプロセス(人間知)を理解する必要があるとし、人間の精神構造を中心に論が進められる。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆4.2 (15)

値段

1,650円

主要なトピック

・人間の精神構造
・精神生活の社会的性質
・外界の印象
・劣等感
など

本ブログ運営者のコメント

この本の価値は、他のアドラー本と違い、人間知(人間の思考や行動のプロセス)に焦点が当てられているところにある。

対人関係を築いていく上で必要不可欠なのが、自身や他者を知るということ。

実際アドラーがカウンセリングを行った患者の症例をもとに、人間の言動の目的や目標を知るにはどうすればいいのかについて紹介されている。

和訳が読みにくい部分もあるが、アドラーの声を反映させているという点では、一読しておきたい一冊

 

>>本を読む

 

アドラーの生涯

アドラー心理学おすすめ本

アドラーの生涯とアドラーが心理学界に与えた影響についてまとめられた一冊。

本の内容まとめ

Amazon評価(レビュー数)

☆5.0 (7)

値段

16,200円

主要なトピック

・ウィーンの少年時代
・急進的な医師になる
・独力で
・精神分析との出会い
・フロイトとの決裂
・個人心理学の誕生
など

本ブログ運営者のコメント

フロイトと比較して語られることの多いアドラーだが、この書を読めばアドラーの立ち位置がよくわかり、いかにして彼がアメリカの心理学の礎になったことがよくわかるようになる。

重版が未定であり、希少な本ゆえ高値で中古で購入するしかないのが少し残念だが、アドラーマニアには必読の書だと言える。

 

>>本を読む

 

アドラー心理学を本で学ぶメリット・デメリットは?

 

では、アドラー心理学を本で学ぶメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

 

以下を参考に本で学ぶかどうかを決めてみてください。

 

メリット デメリット
自分のペースで進められる 自己管理が必要
専門的な内容まで深く知れる 専門書は文章が堅め
日本で扱われている書籍が多い 読書沼にハマる可能性がある

 

このように本だと、自分のペースで進め、専門的な内容をしれるメリットがある反面、自己管理が必要で、文章が堅いというデメリットがあります。

 

本をたくさん買うより、1つの講座で一気に学びたいというひとは、アドラー心理学オンライン・通信講座7選 | 費用・内容・口コミなどすべて紹介! も合わせて読んでみてください。

 

アドラー心理学を本で学ぶ際のコツとは?

 

では、アドラー心理学を本で効率的に学んで行くためのコツはあるのでしょうか?

 

それは以下の3つになります。

 

①目次を見て問いをたてる

 

目次を見て疑問に感じたことを問いとしてノートに残しておきましょう。

その問いを埋めるように本を読んでいけば必要な情報だけを読み取ることができ、効率的に本を消化していくことができます。

具体的には、What、Why、Howの3つを目次を見て事前に投げかけておくとと良いでしょう。

例:課題の分離
What: 課題の分離とは?
Why: なぜ大事?
How: どうやって使う?

②紙の本で読む

 

2016年アメリカのメリーランド大学が、学生たちが紙の本と電子書籍のいずれかで学習した後、内容をどれだけ覚えているかをテストしました。

結果は、短期的な理解においては電子書籍でも問題ないが、長期的な記憶に関しては紙の本の方が優れていることが分かったと言われています。

これは、紙の本を読む際のページをめくる触覚的な感覚や手引きのしやすさなどが影響しています。

私のように旅をしながら生活している人間にとっては難しいですが、長期記憶の観点から紙の本で読むことをおすすめします。

 

③実生活で理論を活用する

 

本の致命的な弱点が、気軽に消費できるコンテンツがゆえに、読むだけで終わってしまう可能性が高いということです。

本で学んだことをすぐに実践に移していくには、「習慣に変える」という意識が重要になります。

例えば、課題の分離を職場で実践するのであれば、ノートに「どの課題が誰の課題で、自分はどこまで関与すべきか」といったことをまとめる習慣をつけていきます。

書籍には具体的な実践方法を載せているものもありますが、本を読んだあと自分が普段からできる習慣に変えることが重要になります。

 

アドラー心理学とは?

アドラー心理学

 

アドラー心理学とは、オーストリアの心理学者アルフレッド・アドラーが提唱した理論であり、その核心にあるのは「目的論」です。

 

目的論では、個人の行動は過去のできごとではなく、未来の目的によって決定されると考えました。

 

これは、フロイトやユングが主張する過去のトラウマや無意識が行動に影響を与えるという考え方と対照的です。

 

アドラー心理学の特徴は、誰もが今この瞬間から自分の目的を明確に認識することで変われるという点にあります。

 

こういった前向きで積極的なアドラーの理論はコーチングやカウンセリング、企業のマネジメント、学校教育など、さまざまな対人援助の分野で広く活用されています。

 

アドラー心理学を学ぶメリットは?

 

アドラー心理学を学ぶことで得られるメリットはあるのでしょうか?

 

私が実際に学んで感じた効果を3つにわけて紹介します。

 

アドラー心理学を学ぶと得られること

・過去に縛られない

アドラーの「目的論」に基づいて行動すると、過去に囚われることなく、現状を変える力が養われます。目的論では、私たちの行動は「未来の目標」によって導かれるため、過去の出来事に縛られる必要がなくなります。

私自身も、未来が現在を決めるという視点を持つようになってから、「私は〇〇だからできない」と過去を言い訳にすることが減り、より積極的に行動できるようになりました。

 

・劣等感に対処できる

アドラーの「課題の分離」ができるようになると、自分は自分、他者は他者と人生の課題を割り切れるようになり、他者と比較することが減っていきます。

私自身、もともと他者の目を気にする方だったのですが、課題の分離を意識するようになってからは他者の評価に左右されすぎずに行動できるようになりました。

 

・対人援助の心得が身につく

上記のような理論を学び自身が実践できるようになることで、コーチングやカウンセリング、企業のマネジメント、学校教育などにおいて、他者の自己実現を支援できるようになります。

 

このように、アドラー心理学には自分の人生をどう生きるのか・他者とどう生きるのかというエッセンスが詰まっています。

 

アドラー心理学おすすめ本まとめ

 

最後にアドラー心理学のおすすめ本をまとめて終わりにしたいと思います。

 

①入門書まとめ

タイトル Amazon評価 (レビュー数) 価格 概要
嫌われる勇気 ☆4.5
(26,473)
1,650円 哲人と青年の会話を通してアドラー心理学の実践方法を小説形式で学べる
幸せになる勇気 ☆4.5
(6,680)
1,650円 哲人と青年の会話を通してアドラーの目指した世界について小説形式で学べる
アドラー心理学入門 ☆4.1
(1,637)
1,100円 アドラーの生い立ちからどのように理論が構築されていったのかを学べる
もし上司がアドラーだったら ☆4.5
(1,818)
1,320円 アドラーの考えを持った上司(ドラえもん)の指導によって、とある営業マンの人生が変わる小説
マンガでやさしくわかるアドラー心理学 ☆4.1
(449)
1,576円 老舗洋菓子チェーンの新人マネージャーの成長の様子を通してアドラー心理学の概要が学べる
まんが! 100分de名著 アドラーの教え ☆4.3
(199)
1,320円 NHKの100分で名著のコミック版。全4回でまとめられたアドラー心理学の概要を学べる
性格は変えられるアドラー心理学を語る ☆4.3
(189)
1,540円 日本のアドラー心理学の第一人者の一人である野田俊作氏による解説書
比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学 ☆4.2
(75)
448円 フロイトとの比較によってアドラー心理学の立ち位置が学べる
幸せな劣等感: アドラー心理学(実践編) ☆4.1
(55)
1,426円 他者との比較による劣等感を克服し、自分の理想とのギャップを埋めようとする優越性の追求について学べる

②実践書まとめ

タイトル Amazon評価 (レビュー数) 価格 概要
アドラーに学ぶ部下育成の心理学 ☆4.1
(286)
1,330円 アドラー心理学を活用した、部下の育成や関わり方について学べる
職場を幸せにするメガネ〜アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント〜 ☆4.5
(63)
1,646円 「働きがいのある職場ランキング」TOP10に選ばれた会社の部長が教える幸せな職場の作り方について学べる
子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気 ☆4.1
(432)
1,210円 アドラー心理学を活用した子どもの教育や勇気づけの方法について学べる
3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」 ☆4.0
(89)
1,430円 日本アドラー心理学の第一人者、野田俊作氏の教育法「パセージ」について学べる
アドラー臨床心理学入門 ☆4.4
(14)
1,688円 アドラー心理学の全体を把握できるとともに、臨床現場での実践方法についても学べる
アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方 ☆4.4
(13)
1,760円 アドラー心理学の中心技法である「勇気づけ」について詳しく学べる

③専門書まとめ

タイトル Amazon評価 (レビュー数) 価格 概要
生きるために大切なこと ☆4.1
(90)
1,540円 アドラー心理学をどのように日常で活かすのかをまとめた本人の著書
人生の意味の心理学 ☆4.2
(50)
1,870円 個人がどのようにして人生に意味を見出し、充実した生き方を実現するかについてアドラー自身が考察した著書
個人心理学講義: 生きることの科学 ☆3.8
(36)
1,980円 アドラーが個人心理学の主要な概念とその応用について述べた本
人間知の心理学 ☆4.2
(15)
1,650円 どのように人間が過去に影響を受け、発達するのかを解明した著書
アドラーの生涯 ☆5.0
(7)
16,200円 アドラーの生い立ちと社会的背景について詳細に解説された本

 

①〜③それぞれ1冊ずつ、自分にあった本を探しアドラー心理学の勉強をしてみてくださいね。

 

また、上記の内容をオンラインで学べる講座も準備しておりますので、興味のある方はご覧ください

 

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