「会社を二年目で辞めたい…。」
20代前半の社会人の20~30%が、悩む早期退職問題。
会社二年目で辞めていいのかと、色々な理由があって踏みとどまっていると思います。
「二年目で会社を辞めたらキャリアが傷つくのでは?」
「職場や家族にどう思われるかが怖い…。」
「生活ができなくなるんじゃないか?」
この記事では、企業評価サイトVockerの調査を元に、早期で会社を辞めたいと思った人の理由を参考にしながら、
会社を二年目で辞めていいかどうかを判断する材料を提供していきたいと思います。
記事の終わりには、読者限定の特典もあるのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
会社を二年目で辞めたいと思う7つの理由
他の人はどんな理由で会社を辞めているのでしょうか?
企業評価サイトVockerが行なった調査によると、平成生まれの社会人の退職理由は以下の通りです。
1位 キャリア成長が望めない(25.5%)
2位 残業・拘束時間の長さ(24.4%)
3位 仕事内容とのミスマッチ(19.8%)
4位 待遇・福利厚生の悪さ(18.5%)
5位 企業の方針や組織体制、社風などとのミスマッチ(14.0%)
6位 休日の少なさ(10.0%)
7位 社内の人間関係の悪さ(8.8%)
8位 企業・業界の将来性のなさ(8.3%)
9位 評価・人事制度に対する不満(7.2%)
10位 体力が持たない(6.7%)
11位 体調を崩した(6.2%)
12位 ワークライフバランスの難しさ(5.9%)
13位 倫理観のなさ(2.6%)
その他 結婚など家庭の事情 (4.9%)
引用元:平成生まれの退職理由って? はたらきがい研究所
同じような項目をカテゴライズし、かんたんにまとめると以下の7つの理由にまとめられます。
①成長できない
②方針・風土と合っていない
③仕事内容とあっていない
④労働環境が悪い
⑤人間関係が悪い
⑥待遇/評価が悪い
⑦結婚や家庭の事情
あなたはどの項目に当てはまっていますか?
二年目で会社を辞めたい理由として当てはまっていると思う項目を確認し、辞めていいのかどうかを以下でチェックしてみてください。
【理由別】会社を辞めたい二年目が行うべき7つの対策
それでは各理由別に、辞めたいかどうかを判断できるように、対策をまとめて行きたいと思います。
①成長できない
これは優秀な人ほど陥りやすい項目です。
会社二年目で今の仕事に慣れ、同じことの繰り返しにはまってしまうとキャリアでの成長できないと感じます。
例えば、ルート営業の仕事を一通りマスターしてしまったら、できることをただ繰り返すだけになってしまいます。
では、どのように対処したらいいのでしょうか?
まず今の職場にそれほど不満がないのであれば、仕事の内容を変えてみるという手があります。
例えば、僕がフィリピンの語学学校のWEBマーケティングの仕事をしていて、学校のブログ記事の作成やSNSの運用などを行なっていました。
そして、勉強した甲斐もあって、最初の 2年で記事の総PV(見られた回数)を8000から、50000PVまであげることができブログでの集客のやり方は学ぶことができました。
しかし、その後はブログを書き続けるという同じ作業の繰り返しで、これ以上は成長しないだろうなという天井が見えてきました。
そこで、僕は部署を異動したい旨を上司に打ち明け、学校のコースやサービスを開発する部署に移ることにしました。
そこでは今まで経験してなかった顧客との直接的な接点を持ちながら活動することができるようになり、ヒアリングをして直接ニーズをつかむ力がつきました。
しかし、部署を異動することが難しかったり、周りの上司や同僚が安定志向で成長しようと努力していなかったりする場合は、あなたのキャリア成長が阻害される可能性が高いです。
そういう場合は、会社を辞めてちがう職場で経験を積んでみるのもいいと思います。
②方針・風土と合っていない
会社の方針や風土と合っていない状況だと、逆風のなか道を歩くときのように、心も体も疲弊します。
会社が売上のことしか考えておらず、なんのために働いているのかが分からなかったり、組織が大きすぎるため自分の意見が通らない風土だったり。
このような中で続けて働いていてもキャリア成長はできないし、心も疲れていく一方です。
特に今の20代はお金よりも「やりがい」を求める人が多いがゆえに、それを感じられない場所で働くのは苦痛なのではないでしょうか?
疲弊して心が病む前に、方針が合わないのであれば二年目でも辞めていいと僕は思います。
無理して動けなくなったらむしろキャリアに傷がつく可能性が高いので。
こうならないためにも、以下のことを次のキャリアの前に調べてから転職するようにしましょう。
・どういうビジョンを持ったどんな社員が働いているか
企業理念は形だけの会社も多いです。ホームページで見るだけでは分からないので、事前に希望の会社で働く社員に会って「どういう思いで働いているのか」を知りましょう。
そうすることであなたの考え方や生き方と合っているのかを確認することができます。
オススメの方法としてはインターンとして入ったり、面接の前に面談を組んで人事と話す時間をもらったりするといいです。
例えば、僕は今働いている会社には最初はいつでも辞められるインターンとして参加しました。
「合わなかったら辞めてもいいやー」くらいの感覚でいられるので気が楽です。
そのため組織の方針などがわかって、共感できた状態で就職を決めることができました。
③仕事内容のミスマッチ
やりたくない仕事や、苦手な仕事を担当しているときも仕事を辞めたくなると思います。
僕の場合、メール対応や経理、労務などの事務作業が苦手で、何度もミスばかりをして怒られていた時期がありました。
そして自分が悪いんだと何度も責めては辛い思いをしていました。
しかし、実際自分が悪いのでしょうか?
そうではありません。
エッセンシャル思考という言葉を聞いたことがありますか?
スタンフォードで講義を持つグレッグ・マキューン氏が紹介した、社会人必須の思考方法として近年有名になってきた考えです。
エッセンシャル思考とは、簡単にいうと「必要なことしかやらない」という考え方のことです。
この思考法では、自分にとっても組織にとっても最大の成果を発揮できることだけに注力をします。
僕はこのエッセンシャル思考が抜けていて、何でもこなせる人が優秀だと思っていました。
苦手な仕事もたくさん舞い込んできてしまい、得意な仕事も30%くらいのパフォーマンスしか出せなくなっていました。
エッセンシャル思考では、「やらないこと」から決めてかかります。
僕は、苦手な業務(=事務作業やマネジメント)を引き換えに、得意なマーケティングやサービス開発の仕事を他の同僚からもらってやるようにして行きました。
その結果、会社の集客数も増やせるようになり、個人としても組織としてもwin-winの関係のなかで働けるようになりました。
このように仕事内容を変更できるのであれば職場の上司や同僚に相談し、もしできないのであれば仕事や職種そのものを見直した方がいいでしょう。
④労働環境が悪い
「労働環境が悪い」とは、ここでは以下のような状態をまとめていいます。
・残業&拘束時間が長い
・休日が少ない
・タスク量が多すぎる
このような条件がそろっているのは典型的なブラック企業ですね。
僕はカナダとタイとフィリピンで働いたことがあるのですが、日本の残業の話をすると総じて「ありえない」と驚かれます。
生産性の低さもそうですが、家族や友達など大切な人と過ごす時間や自分の趣味の時間をおざなりにしていることにびっくりされます。
日本人独特の周りが帰らないと帰れない風潮や、膨大なタスク量などがそのような時間を奪っています。
では、もしあなたがそのような環境にいたらどのようにしたらいいのでしょうか?
会社自体は好きでこのような状態が続いている時は、先ほど行ったエッセンシャル思考を使って、やらないことを決め、必要な仕事に絞れるように打診していきましょう。
逆にこのような状態が不本意に続いているとすれば、心身ともに疲弊して病気になる可能性があるので、二年目で会社を辞めてもいいでしょう。
また次の会社に入る時に、同じような条件ですぐに辞めたいとならないように、事前にインターンで職場に入ったり、事前に社員の声を聞いたりしてみるようにしましょう。
⑤人間関係が悪い
心理学者のアドラーによると、人間の悩みの9割は人間関係とも言われます。
人間十人十色であるがゆえに、仕事をしているとまったく考え方が違う人に出会うこともあります。
「なんでそんな言い方するの?」
「なんでそんなことするの?」
と理解に苦しむことも多くあります。
僕自身もある職場で上司の物の言い方がきつくて、毎日ストレスをためながら働いていた時期がありました。
人間関係に問題はあるけど仕事自体は好きな場合、第三者にその話を持ちかけて仲裁もしくは異動を打診することが一番無難だと思います。
僕も昔学生時代働いていたインターン先で、嫌な上司がいる部署から配属を変えただけで、仕事するのが楽になった経験もありました。
一方、その人から離れられない場合は精神衛生上良くないので、仕事を辞める方向でも問題ないと思います。
また、今後のことを考えると、苦手な人を逃げ続けるよりも、人との違いを認められるようになるようにも努力しなければなりません。
例えば、僕が苦手なのは論理的で細かいことを気にする人なのですが、そういう人が出てきた時は宇宙人だと思って接しています。
全く違う考え方を持っているからこそ、その”異星”から来た人から吸収できることは何かと考えながら接するようにしています。
同じような考えを持っている人よりも、異なる考えを持っている人からの方が吸収できることは多いはずです。
違いを認められるようになれば、人間関係でのストレスも今後減って行くことでしょう。
⑥待遇/評価が悪い
給与や待遇、正当に評価されてないと感じることも仕事をやめる理由になると思います。
今の20代はやりがいを求めて働く人が多い反面、給与や待遇を忘れて働いてしまいがちです。
僕自身も海外でインターン修行している時に、お金が底をつきかけて死にかけたことがありました。
今の自分の仕事に見合った対価を得られていないと思ったら、遠慮せずに上司に話してみるといいと思います。
僕は世界中の人と仕事してきたのですが、給与に関して深く議論しないのは日本人くらいな気がします。
みんな値段交渉は必ずしてくるし、満足いかなかったら辞めることもあります。
日本はこれまで年功序列のエスカレーター式で給与が上がってきたので、給与や待遇の交渉をする慣習が育ってこなかったのだと思います。
しかし、これからは終身雇用や新卒一括採用制度もなくなると言われています。
そんな中で、自分の市場価値をあげ給与交渉をする力は必要になってくるでしょう。
二年目で生意気と思われるかもしれませんが、
まず担当者に待遇面に関して交渉し、
それでもダメなら圧倒的な成果を残して交渉か、辞めるかの二択で判断していいと思います。
⑦結婚や家庭の事情
結婚やパートナーの転勤などをきっかけに今の会社を辞めたいと思っている人もいるかもしれません。
僕の祖父が会社の都合で転勤をせまられた時、家族をとって会社を辞めたと言っていました。
人生死ぬ前に「今の仕事をやること」か「家族との時間をしっかり過ごすこと」を取るのか。
自分が後悔しないのはどっちかと考えてみるといいと思います。
日本人は特に仕事のことを重視してしまいがちですが、仕事以外の家族や趣味や生活環境などにも目を向けて意思決定をしてみるとも大事だと思います。
死ぬ前に人生を振り返った時に大事なのは大切な人かもしれません。
会社辞めたい二年目は転職エージェントをいきなり使わない
二年目で会社を辞めたいと思っているときに、すぐに転職エージジェントをいきなり使わないようにしましょう。
なぜかというと、転職エージェントはできるだけ早くあなたを転職させて、企業から手数料を得ようとしているからです。
あなたが本当に望むキャリアではなく、すぐに選べる無難なキャリア紹介しかしてきません。
なので、急ぎでなければ今の会社にいる間に、自分で今後の生き方について考えるのがオススメです。
私のブログでは誰でも自分にあった仕事を見つけられるように、天職を見つける方法を動画講座でまとめています。
スタンフォード大学やミシガン州立大学などの文献を元に作成しているので、科学的に自分にあった天職を見つけられる方法になっています。
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