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社会不適合者はどうすればいい?タイプ別生き方戦略

社会不適合者どうすればいい

人付き合いが怖い、うまくいかない

 

社会が当たり前とすることが自分にはできない

 

こんな社会不適合の私はどうすればいいのだろうか

 

この記事を開いてくれたあなたはこんな悩みを持っているのではないでしょうか?

 

僕自身も、小学校の時に登校拒否をしたり、就活の時にうつで引きこもりになったりしました。

 

こんな超がつくほどの社会不適合者の僕でも、認知行動療法や心理学を学んで実践することで、なんとか自分らしく生きることができるようになりました。

 

現在は海外で自分の好きなことで生活をしています。

 

最近こんなツイートをしました。

 

 

そもそも、社会不適合って悪いことじゃないんです。

 

人間十人十色なわけで、性格や価値観はちがって当たり前だし、人付き合いが苦手な人もいれば、世間が当たり前とする感覚と合わない人もいていいのです

 

また、当たり前なんてものもありません。僕は海外のNGOの運営をしていますが、環境がが変われば”当たり前”は変わります。

 


社会不適合者は当たり前にとらわれず、社会不適合者なりの生き方を模索することが大切です。

 

この記事を読めば、社会不適合者なりの生きる戦略を学ぶことができます。

 

僕の経験をもとにどうすればいいのかを紹介していくので、より具体的にイメージしてもらえるかと思います。

 

 

社会不適合者の2つのタイプ

 

社会不適合者の特徴はたくさんありますが、大きくカテゴライズすると2つに分かれます。

 

社会不適合者タイプ1 人と関わるのが苦手

人が怖い

 

ここでいう「社会」=「人とのつながり」を意味しています。

 

このタイプは、人とつながるのを異常に怖がったり、相手の気持ちがわからず人間関係をうまく築けなかったりします。

 

僕自身も小学校1年生の時に、対人恐怖症で人と関わるのが怖く不登校になったり、社会人の時に職場で怒られた時にムキになって攻撃的になったりしたこともありました。

 

このような感情や経験から、自分は社会不適合者(=人とのつながりをうまく持てない人)と認識している状態だと言えます。

 

社会不適合者タイプ2 社会で当たり前とされることができない

当たり前ができない

 

ここでの「社会」=「世間一般の常識やマナー」などを指します。当たり前とされる生き方などができず、自分が社会不適合だと思っている状態です。

 

例えば、僕の場合は中学校のときに全く人前で話すことができなかったり、就活の面接でうまく話すことができなかったりしました。

 

周りのみんなが当たり前にできていることが自分には全くできなくて、それに劣等感を感じ、自分を苦しめていたのです。

 

このタイプの人は自分がどう思うかよりも、他者と比較したり、他者が自分をどう思うかに焦点があたりがちです。

 

このように社会不適合者には大きく2つのタイプがあることがわかります。

 

両方当てはまるケースがほとんどだと思いますが、自分がどっちのタイプなのかを把握し、生き方の戦略を学んでいく必要があります。

 

社会不適合者はどうすればいいの? タイプ別生き方戦略

 

ここからは、社会不適合者はどのように生きていけばいいのかについて戦略的に解説して生きます。

 

タイプ1 人と関わるのが苦手な人は、戦略1を、

 

タイプ2 当たり前のことができないと悩む人は、戦略2をメインで読んでくださいね。

 

両方あてはまる人は、両方読んでもらって構いません。

 

戦略1 人間関係の苦手意識を克服する3ステップ

 

厳しいかもしれませんが、「社会不適合だから、人とはかかわらずに生きよう」とすると人生は豊かなものになりません。

 

なぜなら、マズローの五段階欲求でも言われているように、人間の欲求には社会的欲求や承認欲求といったように、人との関わり合いの中で幸せを感じるという欲求を持っているからです。

 

そこから逃げるということは、生理的欲求などの最低限の欲求だけを満たす、辛い人生になっていまいます。

 

少しずつでいいので、以下の3つのステップで人と関わることに対する恐怖心や苦手意識をなくしていきましょう。

 

ステップ1 苦手な人を認知

苦手な人を認知

 

ここでは、自分が恐れている「他者」について認知し、対策を考えられるようにします。

 

自分が恐れる他者の特徴や、なぜそれに自分が恐れているのかについて深掘っていきます。

 

僕の場合は、こんな人が苦手でした。

 

・あれこれと細かいことが気になる人。

大雑把な性格の僕にとって、細かいところを指摘し続けてくる存在は恐怖。自分の価値が下がったような感覚になる。

 

・権力を振りかざす人

中学校のときに教師から体罰にあった経験があり、自分が上の立場でその権力を行使されるのが怖い。対峙した時に何もできない無力感が嫌。

 

このように、まず自分が恐れている他者像とその理由を明らかにしていくことで、「漠然と人間が怖い」という状態から「誰々が怖い」という状態に変えることができます。

 

そうすることで、自分は人間関係が苦手なのではなく、特定のタイプの人とうまくいかないということを認識できるようになり、対策がうちやすくなります。

 

ステップ2 If~ Then〜プランニングを使う

ifthenプランニング

 

If ~ Then~プランニングとは「もし〜なら、〜する」という条件文をあらかじめ決めておくということです。

 

つまり、ステップ1で洗い出した苦手な人と関わる時に「もしその人に会ったら、〜する。」という条件文を作っておくのです。

 

そうすることで、一歩引いて客観的に自分を見つめることができ、問題に対処しやすくなります。

 

このやり方は、認知行動療法や心理学でも有効な手法とされており、これまで多くのうつ患者やパニック障害の人に効用があったものです。

 

また、脳はこのような命令文を覚えやすい特性があるので、If~then~で動けるように意識づけすることができます。

 

例えば僕の場合は、「細かいところを指摘してくる人に出会ったら、その人は自分の弱点を補ってくれる人だ。」という条件文を作るようにしています。

 

自分ができないことをできる人という認識にすり替えたことで、その人が敵ではなく、味方のように思えるようになりました。

 

このようにIf~then文をあらかじめ作っておくことで、脳の認識を書き換えることができたり、問題に対処できたりするようになります。

 

最初は紙に書いて目に見える形にし、意識づけするのがオススメです。

 

ステップ3 課題の分離を行う

課題の分離

 

ベストセラー「嫌われる勇気」でも有名になったアドラー心理学の手法です。

 

課題の分離とは、他者の思考や行動はコントロールできないので、それをコントロールしないと決めることです。

 

つまり、「他人がどう思うか」や、「他人がどう行動するか」を自分は変えられないと理解することです。

 

人付き合いが苦手な人は、自分がどう思われるかと自意識過剰になりがちです。

 

「相手は自分のことをよく思ってないんじゃないか」とか「嫌われているんじゃないか」と不安になって、人付き合いを避けようとするのです。

 

なので、「自分がどう思われるか」ということから解放されると、もっと気楽に人付き合いができるようになります。

 

例えば僕の場合、他者の目線を気にしすぎて人前で話せないという時期がありました。

 

その時に課題の分離を意識づけしてやりました。

 

「他者に自分のスピーチがどう思われるかは、自分の力ではどうしようもない。」

 

このように紙に書いて意識づけすることで、「他者にどう思われるか」という呪縛から自分を解き放つことができました。

 

この課題の分離をやる上でオススメのワークがあります。

 

 

<課題の分離ワーク>

 

① 人間関係上で起きる・起きそうな問題を書き出す

僕なら、スピーチを失敗して嫌われるんじゃないかということ。

 

② その出来事をどう捉えるか、どう行動するかは誰の課題なのかを書き出す

僕なら、嫌いかどうかを判断するのは周りの職場の人。

 

この2つを徹底的に紙に書き出してやるようにしていました。

 

とにかく紙に書いて認知することで、苦手や怖いという感情の渦から顔を出し、状況を客観的に理解できるようになります。

 

 

 

このように、他者をコントロールできないという前提に立ち、自分がどう思われるかという自意識を無くしていくことで、人間関係の多くの悩みは解決されます。

 

 

以上3つのステップをまとめると、

 

① 怖いとかうまくいかないと思う他者像を明確化し、

② その人に対峙した時の条件文(If~then)を作り、

③ 他者の目を気にしすぎないために課題の分離を行う。

 

 

このような流れで、対人関係に対処していくことが大切です。頭の中で考えるのでなく、紙に書き出すことがポイントです。

 

上記のステップはあくまでも即効性のあるもので、長期的には諸々自分を受け入れるステップを踏む必要があります。

 

自分を受け入れる方法に関しては、「自信 持ち方」でGoogle一位になった以下の記事に書いてありますので、合わせてお読みください。

 

【自信の持ち方】を世界一わかりやすく解説してみた

 

戦略2 不適合者なりに自分らしく生きる

社会不適合者なりに生きる

 

タイプ2の人は「当たり前ができないこと」で悩んでいます。大体そういう場合は自分の弱みにフォーカスが当たっています。

 

本当は自分にもいいところや強みがあるのに、それを無視して落ち込んでいる状態なのです。

 

例えば、就活の時に求められるリーダーシップ、プレゼン力、素直さといったものがないと、自分には価値がないと落ち込んでしまうのです。

 

しかし、人間誰しも価値があります。

 

「人生がときめく片付けの魔法」という本を出版されたこんまりさんをご存知ですか?

 

彼女はお掃除や整理整頓が大好きで、昔から人の分まで掃除をしてたそうです。

 

この一見役に立たなそうな「掃除スキル」が人生を変えられるという観点で本を書き、世界でミリオンセラーになっています。

 

当たり前のことをできるようになろうと努力するのもいいことですが、それ以上に自分の強みや才能を生かして生きるほうが大切だと言えます。

 

それが一見無駄そうなことでも必ず活かせる道があります。

 

まず自分の好きなことや、強みを知り、それを生かすにはどんな仕事ができるかを考えていきましょう。

 

社会不適合者はどうすればいいのか? 生き方戦略まとめ

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

社会不適合者は社会不適合者なりに、打つべき対策があるということをわかってもらえたと思います。

 

最後に、まとめて締めくくりたいと思います。

 

タイプ1 人と関わるのが苦手な人は以下の3つのステップを行いましょう。

 

① 怖いとかうまくいかないと思う他者像を明確化し、

② その人に対峙した時の条件文(If~then)を作り、

③ 他者の目を気にしすぎないために課題の分離を行う。

 

タイプ2 当たり前ができないと悩む人は、

 

弱みに焦点を当てるのではなく、自分の強みに応じた選択をしていく。