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【傾聴力を高めるには?】小手先のテクニックではない3つの方法

傾聴力を高める
[vc_row css=”.vc_custom_1561298737588{margin-top: 30px !important;margin-bottom: 30px !important;}”][vc_column][vc_column_text]「人の話を聴くのが苦手…

 

傾聴力を高めて、他人の意見を聴けるようになりたい…

 

傾聴力を高めるには、どうしたらいいのか具体的な方法が知りたい。

 

この記事はそんなあなたのための記事です。

 

ハーバード大学社会的認知・情動神経科学研究所によると、人は自分自身について語るときには、生理学的に快感を得られることが分かっています。

 

なぜなら、自分の話を聞いてもらうことによって、承認欲求が満たされ脳の快楽や満足に関係する脳の神経領域を活性化させるからです。

 

一方聴くという行為は、相手を承認する行為なので、脳にストレスがかかるため、聴くのが苦手なのは人間として当たり前なので、気にすることはありません。

 

むしろ、それを前提として傾聴力を高めるにはどうしたらいいかと考えた方がいいでしょう。

 

この記事では、小手先のテクニックではなく、心理学的を使った傾聴力を高める方法を紹介します。

 

したがって、根本的に傾聴力をあげるにはどうしたらいいかがわかります。

 

コーチングという「傾聴力がいのち!」みたいな仕事をしている僕の知識を存分に生かして書いています。

 

 

なぜ傾聴力を高める必要があるのか?

なぜ傾聴力を高める?

 

21世紀に入り、インターネットによって世界中の情報が手に入るようになりました。

 

GoogleやYoutubeを通して、世界で起きていることや様々なジャンルの情報を手に入れることができます。

 

それゆえ、私たちは今まで知らなかった価値観や考え方にふれることができるようになり、多様な個性が生み出される時代で生きています。

 

また、グローバル化が進み、異なる文化や価値観をもつ個人が協働する機会も増えてきています。

 

そんな中で職場や学校では、考え方の違う個人を昔よりも尊重することが求められるようになります。

 

傾聴とは、言葉の通り「相手に姿勢を傾けながら聴く」ことで、意識を相手に集中させて聴くことだと言えます。

 

したがって、傾聴ができない=他人の意見を尊重する「姿勢」がないわけですから、多様な考え方があふれる社会では、多くの衝突や対立を引き起こすことになります。

 

つまり、いろんな考えた方や価値観があふれるこの21世紀を生きぬく上で、人と良好な関係を築いていくには、傾聴力は必須のスキルであると言えるでしょう。

 

傾聴力を高める2つのメリット

 

では、傾聴力を高めるとどのようなメリットがあるのか、2つに分けて紹介したいと思います。

 

傾聴のメリットの多くはこの2つに集約されると思います。

 

メリット1 相手のことを深いレベルで理解できる

相手のことを深いレベルで知れる

 

傾聴力を高めるメリットの1つ目は、相手のことを深いレベルで理解できるようになることです。

 

僕は海外企業で働いているのでいろんな国籍の方と普段から話すのですが、その時は必ず聴き手になることに徹しています。

 

なぜなら、相手がどういう考えを持っているのか分からないと、その人への接し方を決められないからです。

 

例えば、いろんな国籍の同僚の話を聴く中でこんなことがわかりました。

 

アメリカ人の同僚

「Yes/No」ではっきりと答えてほしく、極力「MaybeやProbably(多分)」といった答え方をしないように気をつけてほしい。

 

フィリピン人の同僚

個人のプライドを尊重する考えを持っていて、人前で恥をかかされることを好まないから、何か注意する時は個別で話してほしい。

 

これは日本人同士でも同じです。

 

傾聴することで相手がどのよう考え方や価値観を持っているかがわかり、どのように接したらいいのかがわかるようになります。

 

メリット2 人間関係がより良くなる

人間関係がよくなる

 

これは僕の実体験なのですが、過去僕は職場で部下に対して指示・命令という形で接していました。

 

「明日までにSNSメディア戦略の企画書作っておいて!」

 

「そこの記事の書き方はそうじゃなくて、こうして!」

 

「その広告バナーのデザインちょっと修正してもいい?」

 

部下の意見に聴く耳を持たず、指示ばかりしていました。

 

そのせいで、部下は「また何か言われるのでは?」と、普段からビクビクして本音で話せてもらえませんでした。

 

結果的に報告しないといけないミスを部下がずっと隠しながら、重大な問題なったこともありました。

 

「このままではいけない、部下との関係を改善しよう」ということで、自分の意見の後に「〇〇さんはどう思う?」と必ずつけるようにし、部下の意見を傾聴するようにしていきました。

 

また、部下の意見を間違っていると思っても、一度肯定することも意識づけしていました。

 

結果的に、部下はたくさん意見を出してくれるようになり、僕自身も色々な考え方を吸収することができました。

 

自分の接し方について部下に聞いてみたら、前よりも認められている感じがして話しやすいと言ってくれました。

 

最近ではジムに一緒に行ったりする仲になるまで、関係が築けるようになりました。

 

傾聴とは、「相手の存在を評価せず認める」ということです。

 

傾聴力を高めることで、相手を尊重できるようになり、結果として人間関係も良好なものになっていきます。

 

小手先ではない! 傾聴力を高める具体的な3つの方法

 

傾聴力を高めようとする人の多くが陥る罠として、傾聴のテクニックに頼りきってしまうということです。

 

例えば、「あいづちの打ち方」、「沈黙の仕方」、「相手の表情に合わせ方」など、いろんな傾聴のテクニックがあります。

 

それら自体もとても有効な方法なのですが、テクニックの前に重要となることがあります。

 

それは「相手への興味を持つ」ということです。

 

傾聴のピラミッド

 

どれだけテクニックを使ったとしても、相手に興味がなければ、そもそも傾聴はできません。

 

水がない状態から、お茶を作り出そうとするようなもので、興味がなければ傾聴することも難しいです。

 

したがって、本記事では根本的な傾聴力を高めるために、相手の話にどうやって興味を持つにはどうしたらいいのか3つに分けて紹介します。

 

方法1 話を抽象化する

抽象化

 

「アイドルグループ〇〇の△△ちゃんが可愛い」

 

「カメラガジェットの◇◇が広角で取れてすごい」

 

「哲学者☆☆のあの考え方が人生を変えた」

 

興味がないトピックを傾聴するのは正直大変ですよね。

 

そういう時には質問で話を抽象化するのがおすすめです。

 

「アイドルグループのファンになるとどういう面白さがあるの?」

 

「カメラを撮る時ってとってどういう時が楽しいの?」

 

「哲学を学ぶことって、どういう良いことがあった?」

 

このように、話の抽象度を一段階上げる質問をして、よく分からない専門的な話を避けるようにしていきます。

 

抽象化

 

そうすることで、あなたのわかるレベルで話を聴くことができ、ネタがつきません。

 

逆に、「アイドルの誰が好きなの?」というあなたの知らないことを具体化する質問をすると、途中で飽きて傾聴できなくなってしまうので気をつけましょう。

 

方法2 共通点を探る

共通点を知る

 

心理学の用語で、「類似性の法則」というものがあります。

 

簡単にいうと、共通点が多いほど、相手への親近感が高まるというものです。

 

恋愛でもミラーリングといって相手と同じ仕草や言動をさりげなくすることで、親密になれると言われています。

 

それと同様に傾聴するときは、相手との共通点を探すように質問をしていくといいです。

 

特に、何かに対する考え方や価値観についてのトピックは考え方が共通点を見つけやすいので、それに関する話題を振っていくといいです。

 

「電話よりLINEでチャットする方が気楽」

 

「都会は人が多くて大変だから、田舎でゆっくり暮らしたい」

 

「大企業で動くよりも、ベンチャー企業で1から事業を作る方が楽しい」

 

このように、何かに対する考え方や価値観というのは、共通点として見つけやすかったりするので、話題としてオススメです。

 

逆に、エンタメ(映画や音楽など)に関する質問は興味が分かれやすいため、できるだけ避けましょう。

 

自己開示をする

自己開示

 

傾聴力を高める方法を身につけたいと思っているあなたは、もしかしたら「正しい聴き方」を身につけようと思っているかもしれません。

 

しかし、傾聴力を高めるには聴き方だけでなく、あなたの話し方も重要になります。

 

例えば、あなたが表面的な会話ばかりし、本音で話さなければ、相手も同様に本音で話すことをためらうでしょう。

 

そうなると関係性は深まらないままで終わってしまいます。

 

心理学に返報性の法則というものがあります。

 

例えば、誕生日プレゼントを友達からもらったら、相手に返そうと思うように、人は何かをもらったら返そうという心理的特性を持っています。

 

この法則は傾聴するときにもいかせます。

 

あなたが自己開示し、過去の経験や本音を話せば、自然と相手も同じように経験を語ってくれるようになります。

 

傾聴力を高めるには、この自己開示力を高めていく必要があります。

 

自己開示ができれば、相手も安心してたくさんのことを話してくれるようになります。

 

傾聴力を高めるためのテクニック

 

「相手の興味を持つために必要なことはわかった。」

 

「もっと会話の中で具体的にどんな傾聴スキルがあるのかを知りたい。」

 

そんな人のために、傾聴スキルのプロである職業「コーチング」で使われている傾聴について資格を持つ私が記事を書きました。

 

さらに傾聴力を高めるための方法について知りたい人は、コーチングの傾聴ってどうやるの?具体的5つの方法を紹介!をお読みください。

 

以上、傾聴力を高める方法でした。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]