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正しいバケットリストの書き方とは?【実例つき5ステップ】

正しいバケットリストの書き方

映画「最高の人生の見つけ方」でも有名なバケットリスト

 

大病を患った2人がそれぞれ死ぬまでにやりたいことを洗い出して、余生を楽しむ姿が印象的でした。

 

自殺するときにバケツを蹴ること(Kick the bucket: 死ぬ )という熟語から、生まれたバケットリスト。

 

死ぬまでにやりとげたいことをできるだけ書き留めておくというアメリカで始まった習慣です。

 

コーネル大学が臨死患者に行った研究でも、理想自己(ありたい自分の姿)を実現できなかった時の後悔がもっとも大きいと言われています。

 

やりたいと思っていたことができないことが最も後悔するとすれば、バケットリストは死を目前に後悔しないためにはとても有効だと言えます。

 

しかし、バケットリストの存在は知っていても、正しい書き方を知っている人は少ないのではないでしょうか?

 

この記事では、米国認定ビジョンコーチとして活動する僕の実例を元に以下の2つを紹介します。

 

・バケットリストの書き方3つのコツ

・バケットリストの正しい書き方7ステップ

 

この記事の内容を実践して、「後悔しない人生」を歩んでいきましょう!

 

 

バケットリストの書き方3つのコツ

 

バケットリストを書く前に、知って欲しい書き方の3つのコツがあります。

 

①スーパーマンになる

スーパーマンになる

 

多くの人がバケットリストを書くときに、自分にできることベースで書いてしまいます。

 

「どーせ無理だから…。」

「自分の能力はこれくらいだから…。」

 

このように現実主義でバケツリストを書き出してしまいます。

 

そうなると、本当はあなたが持っているかもしれない夢が出てこない可能性があります。

 

・宇宙旅行に行く

・100カ国以上を訪れ、最低一人友達をつくる

 

もし自分が何でもできるなら?」と全能のスーパーマンになったつもりで、ふざけた夢も書いていってください。

 

②ビルゲイツになる

ビルゲイツ

引用元:https://time.com/5402366/bill-gates-africa-development/

 

「お金持ってないしできないよ…。」

 

このようにお金もあなたの夢を制限してしまいます。

 

しかし、バケットリストを書くときはお金のことは考えなくていいです。

 

あなたはただのスーパーマンであり、Microsoftの創設者であり億万長者のビルゲイツでもあります。

 

有り余るほどお金があると仮定してください。

 

お金の心配をまったくしなくてよかったら?

お金が無限にわいてくるとすれば?

 

このようにお金のリミットを外して考えることで、本当にやりたいことを洗い出してみてください。

 

③他者ではなく、自分がどうしたいか&どうありたいか

be-yourself

 

バケットリストは他者がどう思うかよりも、自分がどうしたいのかに焦点を当てて書く必要があります。

 

例えば、

 

「動画のクリエイターになりたいけど、親が反対するし…。」

「海外旅行がしたいけど、子どもがいるし…。」

 

このように、他者がどう思うかベースでアイデアを出していると本当にやりたいことが隠れてしまいます。

 

Should(しなきゃいけないこと)は置いておき、Want(したい)ことにフォーカスするのです。

 

また、何をするかだけでなく、どうありたいかと考えることも大事です。

 

バケットリストはどうしても何をするのかに偏りがちで、どういう人間でありたいのかを無視してしまいます

 

「人の成功を心から讃えられる人間になりたい」

「考えるよりも行動できる人間になりたい」

 

このように、何をするだけでなく、どうありたいかも考えていくと、よりディープなバケットリストを作成することができます。

 

【実例つき】バケットリストの正しい書き方5ステップ

 

次に、僕の実例とともに5つのステップでバケットリストの書き方を解説していきます。

 

ステップ1思いつく限り書いてみる

 

先ほどのコツを思い出しながら思いつく限り書いてみてください。

 

①スーパーマンのように何でもでき、

②ビルゲイツのように死ぬほどお金があり、

③他者の意見は無視し、やりたいこととありたい姿を出す。

 

テレビ番組が10~15分ごとにCMを入れるように、15分周期で集中力はきれると言われているので、【15分リスト化→5分休憩】というリズムでやってみてください。

 

僕が実際に使ったバケットリストをぜひ利用してみてください。

 

バケットリストテンプレ

 

テンプレートはこちらからPDF形式でダウンロードできます。

 

僕の場合は以下のようになりました。

 

バケットリスト例

 

僕のリストにふざけたものが多いように、本当にやりたいことなら何でも書いて大丈夫です。

 

「できないこと」もお構い無しにどんどん出していきましょう。

 

ステップ2カテゴリー別に出してみる

 

コーチングの現場でよく使われる手法にWheel of lifeというフレームがあります。

 

ステップ1のやり方でアイデアがあまり出ない人に向いているバケットリストの書き方です。

 

ここでは、以下の各カテゴリーごとにやりたいことや、ありたい姿を書き出していきます。

 

ライフチャート

注)
外的成長とは経験やスキルにおける成長のことで、
内的成長とは性格や人間性に関する成長のことです。

 

例えば、僕の例だと以下のようになります。

 

・お金:世界で常に旅ができるくらいオンラインで稼げるようになる

・外的成長:無人島サバイバルスキルを身につける

・健康:オーガニック料理を毎日食べる

・家族:一緒に世界を旅する

・恋愛:一緒に目標を共有できる彼女を作る

・友好関係:こいつらがいれば死なないという関係の友達を5人作る

・内的成長:超ポジティブになる

・仕事:カホン(ビートボックス)の社会企業を作る

 

このようにカテゴリー別に、どんどんアイデアを書き出していきます。

 

ステップ3 優先順位づけする

 

バケットリストを書く時に見落としがちなのが、優先順位を決めることです。

 

やりたいことがたくさんありすぎて、結局何もできなかったということは良く聞きますよね。

 

僕の場合はやりたいことをレベル1~5に階層分けしていました。

 

バケットリスト優先順位

 

レベルが高いほど、優先順位は上がってきます。

 

また、現実ベースではなく、やりたいことベースでレベル分けするように気をつけましょう。

 

ステップ4  SMARTゴール化する

 

バケットリストの中身はざっと洗い出していると思うので、そんなに詳しくは書いていないかと思います。

 

それらをさらに具体的にしていくために、SMARTゴールを使うのがおすすめです。

 

SMARTゴールとは、以下の5つの項目に沿って目標を明確にしていくフレームのことです。

 

S: Specific(具体的に)

M: Measurable (計測可能な)

A: Attainable(達成可能な)

R: Relevant(価値観に沿った)

T: Time-Bound (期限を決める)

※夢を制限しないために、Attainable(達成可能な)は今回は無視して大丈夫です。

 

すべてをやると大変なのでレベル4以下は置いておき、まずはレベル5からやっていきます。

 

僕の例:

 

家族と世界一周する(レベル5)。

S: Specific(具体的に)

将来の自分の妻と子どもと。

 

M: Measurable (計測可能な)

100カ国を一緒に旅する。

 

R: Relevant(価値観に沿った)

親とはできなかったので、実現したいと思っていた。

 

T: Time-Bound (期限を決める)

35歳になるまで。

 

このように、SMARTゴールでバケットリストをより明確にすることで、ゴールをしっかりと描いていきます。

 

ステップ5 ビジョニングする

ビジョニング

 

大体の人はここでスケジューリングして、目標設定するという流れになるのですが、その前にビジョニングすることをオススメします。

 

ビジョニング(Visioning)とは、目標を絵や写真などでより視覚的にイメージすることです。

 

オーストラリアの心理学者アランリチャードソン氏が行ったバスケットボールのイメージトレーニングに関する研究があります。

 

グループを3に分け、それぞれ違う条件下で、20日間後のフリースローの上達度を測るというものでした。

 

グループA:

20日間連続でフリースローの練習を行った

 

グループB:

1日目と20日目だけフリースローの練習を行った

 

グループC:

1日目と20日目だけフリースローの練習を行い、間の期間はフリースローが決まるイメージトレーニングを行った。

 

visioning

結果、フリースローの成功率は以下のようになりました。

 

グループA:24%上昇

グループB:全く上達せず

グループC: 23%上昇

 

このようにイメージトレーニングが、実際に行動しているのと同様の効果があるということがわかったのです。

 

これは、夢に関しても同じです。

 

文字だけでなく、より視覚的なイメージを持たせることで、夢に向けた行動が自然とできるようになっていきます。

 

例えば僕だったらこのようなビジョンボードを家に貼っています。

 

ビジョンボード例

 

このようにレベル5の最優先事項を視覚化して、壁に貼っています。

僕の例

・家族と一緒に世界を旅している(真ん中)

・オンラインのライフコーチとして独立し、毎月50万円を稼いでいる(左上)

・ビーチと山の近くで生活している(右上)

・趣味でウクレレのコーチになっている(右下)

・オーガニックフードを毎日食べている(左下)

 

絵を描くのが苦手な人は、以下のように雑誌を使ったり、googleの写真を使ったりしてビジョンボードを作成してもOKです!

 

ビジョンボード例

ビジョンボードワークショップ時の様子

 

毎日目につくところに置くのもポイントで、ベットの上の天井やトイレのドアなど、必ず1日1回見えるような場所におきましょう。

 

ビジョンボードがあることで、常に夢が可視化され、目的を見失わない効果があります。

 

バケットリスト書き方まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

存在を知っていても、書き方がわからないバケットリスト。

 

死ぬ直前に後悔しない人生を送るための最高のツールなのでぜひ有効活用してみてください。

 

しかし、バケットリストだけでは自分のやりたいことは、本当に自分のやりたいことは見えてこないことも多いです。

 

もっと過去の原体験から、やりたいことを見つけたいという方は【完全版】やりたいことがわからない人が実践すべき5つのステップも読んでみてください。

 

また、好きなことを仕事にしたいと考えている人には、一つ気をつけて欲しいことがあります。

 

それは、好きなことだけに固執するとうまくいかないということです。

 

どのような観点を持って好きなことを仕事にしていくのかについては、好きなことを仕事にしないとダメ?「好き」だけに固執すると失敗する理由を合わせてお読みください。