これからコーチングを学びたいけど、どの本を読めばいいの?
何100冊とあるコーチング本の中から自分に合った一冊を手に取るのは難しいですよね。
しかし、この記事で紹介している本を選べば、コーチング習得への最短の道を歩むことができるようになります。
なぜなら、私がこれまでコーチ起業するまでに読んだ本の中から、最もわかりやすいものだけを集め、さらにコーチングを学ぶ目的別でまとめているためです。
記事を読み終えるころには、あなたにぴったりの一冊を選ぶことができるようになります。
おすすめコーチング本を目的別で厳選
これからコーチングを学ぶ人は、以下より入門書と実践書を1つずつ、合計2冊を選んでください。
①入門書(コーチングとは何かを知る)
まずはコーチングとはどういうものなのか、なぜ必要なのか、どういう風に行われるのかをざっくりでいいので理解します。全体像を先につかんでおくことで、個別のスキルやフローの習得が速くなります。
②実践書(自分の目的にあった実践方法を学ぶ)
次に自分の目的に合ったコーチング本を読みます。目的とはコーチングをどのような場面で使い、どんな結果がほしいのかということになります。マネジメント、子育て、スポーツなどあなたの学習目的に沿った一冊を手に取ってみてください。
以下のリンクの中からあなたの目的にあった一冊を探してみてください。
【①入門書(ここから1冊)】
【②実践書(ここから1冊)】
※本記事で紹介する書籍にアフィリエイトリンクは含まれません
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コーチングとは何かを知りたい
まず、コーチングとはなにかを理解する上で特にわかりやすい3冊を厳選しました。専門的な内容よりも、実例を中心としたわかりやすいものに絞っています。
マンガでやさしくわかるコーチング
要約
優秀な営業担当として活躍していた主人公が、弱小部署のマネージャーとして配属される物語。部下との関わり方を軸に、組織内でのコーチングの重要性が描かれている。なぜ組織においてコーチング的な会話や協働的な関係を作ることが重要なのかを理解できる。
筆者のコメント
主人公のようにすぐにコーチのようなマインドになれるわけではないが、ストーリー形式でコーチングの本質をつかむのには適している。また、小手先のスキルを磨くことよりも、相手を信じ対等に人として関わるという、関係性こそがコーチングの本質であることだということに気づかされる一冊。
人生を変える! コーチング脳のつくり方
要約
過去、新人マネージャーとして結果を追い求めチームを崩壊の危機に追いこんでしまった著者が、コーチングに出会い人生を変えた経験が描かれている。理論的背景としてのアドラー心理学や具体的なセッションフローなどにも触れられており、理論から実践まで幅広く抑えられる一冊。
筆者のコメント
著者のエピソードがふんだんに盛り込まれているので、自分がその場にいたかのようにコーチングを学べる。「人は自ら定めた目的に向かっていく」というアドラー心理学をベースに本質からコーチングとはなにかについて理解できる。
決定版コーチング 良いコーチになるための実践テキスト
要約
人の行動変容のモデルといった心理学やカウンセリングの知見をベースとして作られているので汎用性がある知識がつく。また、理論だけでなく会話例や実践ツールなどを交えてコーチングの本質を理解できるようになっている。
筆者のコメント
コーチングの実践ツールを多く持っておきたいと感じたときに買った一冊。実際に私自身も本書に出てくるライフホイールはセッションでも活用した経験がある。ただコーチングとはなにかを学ぶだけでなく、実践的なフレームワークにも触れてみたい人はおすすめ。
職場のマネジメントに使いたい
次にコーチングを職場のマネジメントに活用したい人向けにおすすめの本3冊厳選しました。
ただコーチングを紹介してる本だけではなく、コーチングと同じ方法論を持つマネジメントの本もまとめているので読んでみてほしいです。
私が実際にフィリピンでプロジェクトマネージャーになったときに救ってくれた本たちです。
新 コーチングが人を活かす
要約
マネジメントの現場で使えるスキルを重点的に学びたいにおすすめの一冊。62の具体的なコーチングスキルが図解で著者の経験を元に解説されており、読んだことがすぐに実践できることが特徴的。
筆者のコメント
コーチングとはなにか、なぜ大事かという理論は十分理解した。すぐに現場で使える実践的なスキルを身に着けたい。そう感じていたときに手にとった一冊。マネジメントや1on1で行き詰まったときに、見返すといつもヒントを与えてくれる。
Yahooの1on1
要約
現在多くの企業で行われている1on1ミーティングに焦点を当ててマネジメントのあり方を解説している。具体的には、上司と部下が1対1で行うミーティングについて、その目的や方法論、成功するためのヒントなどをYahooの執行役員の5年間の試行錯誤とともに紹介している。
筆者のコメント
私はこの本を読んで、当時働いていたチームで部下との1on1を毎週やることにした。「コミュニケーションは頻度が大事です」と語る著者は、仕事の意味を再認識したり、部下が自分の能力を意識的に活用するために週1回30分の1on1をYahooで取り入れた。セッション良い例と悪い例などの事例もあるので、メンバーと話すときにどのような点に意識すればいいかもよくわかる。
心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える
要約
Googleが4年の歳月をかけた研究は「心理的安全性の高いチーム」が成果や低い離職率をもたらしていることを明らかにした。心理的安全性とは単に相手に優しくするというものではなく、率直に意見を言い合える関係性を作ることである。変化の激しい時代に素早く対応するチームを作るために必要な管理職のための一冊。
筆者のコメント
1on1や会議で決まったことに対してメンバーがやる気を持てないままプロジェクトが進んでしまう。そんな私が海外の事業でマネージャーを任された時に買った本。いかにして話したことが受け入れられる場を作るのか。現場で1on1コーチングを実施する前に読んでおきたい。
子育てに使いたい
次に、子育てに関わる親・教育者向けに使えるコーチング本を3冊厳選しました。
私自身、親になった経験はないのですが、フィリピンの職業教育をするNGOで働いていたころ、どのように子どもたちと関わっていくべきなのかに悩んでいた時期がありました。
そんなときに、たくさんのアイデアと方針をくれた本たちを紹介します。
子どもの心のコーチング 一人で考え、一人でできる子の育て方
要約
変化の激しい21世紀を生き抜くためには、親がコーチ的な関わりをし、子どもの自ら考え行動する自立心を養っていく必要がある。「教えたい3つの力」「子どもを幸せにするしつけ」「心を結ぶための聴き方・伝え方」といった具体的な子どもとの関わり方を紹介してくれる一冊。
筆者のコメント
個人的には巻末にでてくる割れたツボの話が好きだった。ヒビのあるツボは水を運ぶという機能に欠けているが、割れ目から道中の草花に水を与えることができる。子どもが自分のヒビに気づき、愛し、自然に育つように親は支援する。そんな愛のある子育てのあり方を本書は教えてくれる。自分が親になったときには持っておきたい子育てバイブル
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
要約
コーチングとはどういうものなのか?という一般的な理念を紹介し、それをどのように子育ての実践の場で応用させていくのかについて解説している。「見る」「聞く」「質問」「承認」といった具体的なスキルを経験とともに紹介してくれる実践書。
筆者のコメント
子育てコーチング=子どもを受け入れるという一般的な見方だけでなく、本書は親自身が自分とどう向き合うのかという側面にも触れている。自分を大目に見ることができれば、子どもを受け入れる土壌ができるという一節が印象的。
モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て
要約
イタリア人医学博士のマリア・モンテッソーリが提唱したモンテッソーリ教育をベースにした子育て論が展開されている。「子どもには生まれながらにして自分を育てる力がある」という考えをもと、子どもをどう理解し、どう関わっていけばいいのかをわかりやすくまとめてくれている。主に0~6歳の子どもを持つ親を対象とした本である。
筆者のコメント
モンテッソーリ教育は子どもを主体におき、興味や関心をもったことに合わせて大人が環境を整えてあげるというスタンスを持つ。例えば、子どもが草花に興味があれば、一緒に公園に出かけて採集する。子ども自身の発育に主眼を置くため、本書は子どもの発達過程から子育て論をスタートさせている点が特徴的。
自分の目標達成に使いたい
自分にコーチングを行い、自己成長や目標達成をしたいと考えているひとのための本を厳選しました。
セルフコーチングをマスターすることのメリットは、自分の中にコーチが生まれ、常に問いを投げかけてくれるようになることです。
今回紹介する2冊は、ワークががついているので始めての人でも取り組みやすくなっています。
セルフ・コーチング入門 第2版
要約
自己成長や目標達成のためのセルフ・コーチングの手法が紹介されている。自己理解、目標設定、行動計画の立案、実行。心理学やコーチングの理論を基に、自らコーチングする方法を学ぶことができる。
筆者のコメント
単なる理論だけでなく、具体的なエクササイズや実例を紹介しており、理論を実践に結びつける橋渡しをしてくれる。ワークが中心なのでただ読むだけでなく、積極的に取り組む意欲が必要がある。本書を繰り返すことでコーチを雇わずとも習慣的に自分で問いを投げかけ、目標を叶えていくことができるようになる。
セルフ・コンパッション[新訳版]
要約
セルフコンパッションは、自己に対する思いやりを表し、自己批判や否定的な感情に対処する方法、自己愛の実践、他者との絆を通じた癒しの手法に焦点を当てる。自分との対話を通じて、挑戦し続けるための安心感をどのように築くのか、本書はさまざまなワークを通して教えてくれる。
筆者のコメント
コーチングだけを学ぶと「より速くより高く目標を達成しないといけない」と自分に厳しくなりがちだ。しかし、厳しい言葉だけで奮い立たせることは、短期的に成果をあげられても、長続きはしない。本書は、自分に対してどのように思いやりの言葉を投げ、挑戦し続けられる安心感を生み出すのかということについてワークとともに教えてくれる。特に自分に対して手紙を書くというワークは、繰り返すことで行動する勇気が出る。セルフコーチングと合わせて学びたい一冊。
心理学や認知科学の観点から使いたい
コーチング本の多くは経験や実例を元にしたものが多く、それはそれで役立ちます。
しかし、科学的に証明された裏付けのある方法論について学びたいと感じる人も多いと思います。
そこで特に今回はコーチングと最も関連性の高い認知科学であるNLPに絞って2冊紹介させていただきます。
成功心理学 プロが教えるNLP入門
要約
NLP(神経言語プログラミング)とは、言語や行動のパターンを分析し、そのパターンを変えることで目標達成や自己成長を促進する心理学的な手法のこと。本書では、NLPの基本的な原則やテクニック、実践方法が詳細に説明されている。読者は、自己啓発やコミュニケーション能力の向上、パーソナル・エクセレンスの追求に役立つNLPの理解と活用法を学ぶことができる。
筆者のコメント
もともとNLPは自分の目標を叶えるための技術としか考えていなかったが、本書を通して人とのコミュニケーションなど、NLPが活用できる範囲が広いことを知った。また、本の中で著者が20代のときにNLPで人生が変わった経験を述べているが、自分を縛っている思考のパターンに気づくだけでも、人生が大きく変わることを知ることができた。
人を覚醒に導く史上最強の心理アプローチ NLPコーチング
要約
NLPをコーチングの実践でつかうためのガイド本。個人の思考や行動には、環境・行動・能力・価値観・アイデンティティ・目的の6つが大きく影響すると提唱したニューロロジカルレベルを元に、コーチがどのようにクライエントをサポートしていくべきかが述べられている。
筆者のコメント
「アライメント」や「リフレーミング」など英語をカタカナでそのまま表記しているので、最初は理解するのに苦労する。しかし、一度用語を覚えると、再現しやすくなりむしろ使い勝手がよくなる。本書で書かれていることを実践し続けると、心理学に基づいた幅広い支援ができるようになる。
スポーツの指導に使いたい
私自身、16年間ラグビーなどのスポーツをやってきた経験があり、有名コーチたちのコーチングの方法論に興味を持ち、ビジネスの現場で活かそうと考えたことがありました。
その時に読んだ本の中から特に汎用性のある2冊を厳選しました。
スポーツの世界でコーチングを活用しチームを優勝に導いてきたコーチたちがどんな接し方で選手たちと関わってきたのかを学ぶことができます。
最高のコーチは、教えない。
要約
大谷翔平・ダルビッシュ有・佐々木朗希などの名投手を担当してきた名コーチのコミュニケーション論が学べる一冊。著者自身が選手とコーチの両方を経験したからこそ気づいた、過去のコーチたちの過ちを紹介し、コーチング的な関わり方の方法を具体的な実践レベルまで噛み砕いて解説している。
筆者のコメント
普段ビジネスの観点からは見えてこないコーチングの側面を学べる良書。選手のレベルに応じたティーチング(指導)とコーチング(育成)の配分や選手の性格タイプに応じた関わり方など。スポーツの世界でそのまま活かすこともできるし、ビジネスに転用することもできるエッセンスがまとめられている。
神コーチング 人が育つ言葉
要約
「ボール球には手を出すな」「思い切ってバッドを振れ」といった指導型のコーチングが横行していたプロ野球の指導法を「どうやったら打てるだろう?」といった問いかけるコーチング型に変え、日ハムを2回のリーグ優勝・日本一に導いたコーチの一冊。読者が経験する身近な例と著者自身の経験を結びつけてコーチングの本質を解説している。
筆者のコメント
普段私たちが投げかける「言葉」に焦点を当てている点が特徴的。言霊という言葉が日本にもあるように、相手に投げかける言葉によって相手の行動や結果が変わってくる。また、コーチングを単なるスキルとして捉えるのではなく、どう人と関わるのかという本質から捉えて解説されているため、読者がどのようにコーチとして関わっていけばいいかという道を適切に示してくれる。
医療・介護現場で使いたい
とある難病克服支援の映画祭で出会った、教授がおすすめしてくれた書籍です。
人の命をあつかう緊急性の高い医療の世界では、ビジネスの世界以上に現場にいる人それぞれが自立的に意思決定し行動していく必要があります。
そんな中、コーチングは医療マネジメントでは必須のコミュニケーションスキルとして注目されています。
コーチングで病院が変わった 目に見えない道具で「医師の働き方改革」は進化する
要約
医局人事として静岡県内の救急病院で連日深夜まで勤務していた医局員たちを、コーチングを活用したコミュニケーションにより職員たちの17時退社を実現した教授の一冊。
筆者のコメント
著者の事例だけでなく、他の病院がコーチングを使って組織改革をした例も載せられているので自分の組織にあった解決策が見つかる。コーチングについての詳しい解説は少ないが、医療従事者向けのコーチングフローについても最終章で述べられていたので、現場でどう使うのかまで落とし込んで学ぶことができる。
コーチングの本を読んだだけでは意味がない
当たり前ですが、本を読むだけではコーチングができるようにはなりません。
コーチングができるようになるには、以下のような2つのプロセスを踏む必要があります。
・インプット
コーチングの概念やスキルや事例を知るステップ。野球に例えるならルールを学んだり観戦すること。本でもある程度まで知識をつけることができるが、実際にどのようにセッションをするのかはイメージできないため、動画講座等でイメージを作る。
・アウトプット
コーチングを実際に自分でやってみてフィードバックをもらうステップ。野球に例えるなら実際に打席に立ちバットを振ること。スクール等を活用し、プロコーチとして生計を立てている人と一緒に練習することが一番の近道。
このように、コーチングだけに限らず物事を学ぶプロセスはインプットとアウトプットの繰り返しが必要になります。
したがって、本だけでコーチングを学ぼうとするのではなく、実際にセッションを行ってみるようにしてみてください。
また、コーチ起業を考えているひと向けには私が個人的につくった講座もあるので、参考にしてみてください。
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