「コーチングスクールの資格は独学でも取得できるの?」
「私はコーチングの資格を取るべき? 独学でもいいの?」
「独学で学ぶならどうやって身につければいい?安くで学ぶ方法はある?」
コーチング資格を取ろうか考えているあなたは、このような悩みを持っているかと思います。
今回は、 2000人以上のクライエントにコーチングの起業方法を教えてきた私の経験をもとに、
・コーチング資格は独学で取得できるか?
・そもそもコーチングの資格を取得すべきか?
・独学で安くコーチングを身につけるにはどうすればいいか?
といった3つの疑問に分けてそれぞれ解消していきたいと思います。
記事の終わりには、読者限定の特典もあるのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
コーチング資格は独学で取得できるのか?
まずは、コーチング資格は独学で取得できるのかについて解説していきたいと思います。
結論から言うと、スクールに通わずに資格を取得するのは難しいと言えます。
なぜなら、コーチングは国家資格ではなく民間資格しかないため、各団体が発行する資格を取る道しかなく、資格の取得条件に講座を履修していることが入っているケースが多いためです。
<日本の有名資格の取得条件>
生涯学習開発財団認定コーチ
- コーチ・エィアカデミアの01~08を受講。または、DCDクラスを全て履修。
- 1on1コーチングを10セッション受けている
- 5名以上へのコーチング実戦経験
CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)
- 上級コースの修了
- 筆記試験/実技試験に合格
日本コーチ連盟認定コーチ
- 日本コーチ連盟認定コーチ養成プログラム応用コースまでの課程を修了
- 筆記試験と実技試験に合格
しかし、スキルや経験次第では編入制度を認めている学校もあります。
銀座コーチングスクールでは、他の機関でコーチングを学ばれた方については、審査によりその内容が一定の基準を満たしていると当スクールが判断した場合に限り、クラスBからの編入受講が可能です。
銀座コーチングスクールのカリキュラムはA〜Dの4クラスで形成されており、すでに他機関で学び知識があると見なされた場合、基礎クラスのAを飛ばし2つ目のBクラスから編入することができるようです。
この場合、すべての講座を受けるよりも40,760円安くなる計算になります。
したがって、コーチング資格を独学で取得することは難しいですが、先に他機関で安く取れる資格を取って、編入するという方法はあります。
コーチング資格はそもそも必要か?
では、そもそもコーチングの資格は必要なのでしょうか?
コーチングの資格が無用の買い物に終わらないように、そもそもあなたにとって必要がなのかを考えてみましょう。
あなたは、以下の「資格がいる人or資格がいらない人」どちらに当てはまるでしょうか?
<コーチング資格がいる人>
・キャリアやビジネス上で技術の証明が必要になる人
転職・異動などでポジションにつくために資格が必要な場合や、ビジネスをする上でコーチングができるという裏づけ・権威性が必要になる場合。
例えば、人材育成に関わる仕事に転職するときにコーチングができるという裏づけがあると有利になる、ダイエットの習慣化をサポートするビジネスをする上でコーチングの資格があるとお客さんに信用してもらいやすい、といった例が考えられます。
ただこれから起業していこうと考えている場合、資格はそれほど重要ではありません。
なぜなら、お客さんはコーチングが欲しいわけではなく、コーチングを通して得られる未来が欲しいためです。
例えば、あなたがダイエットを習慣化する方法を教えるビジネスをするのであれば、クライエントが欲しいのはコーチングではなくダイエットを継続して痩せる未来ということになります。
つまり、あなたが資格を持っているかどうかよりも結果が出るかどうかが見られるということです。
・30~100万円かけられる気持ちがある人
コーチングの権威である国際コーチ連盟(ICF)の認可を受けているスクールは最低でも30万円ほどかかります。それを出してでも資格が必要だと思う人は取得を目指していいと思います。
・資格試験などのゴールがないと勉強がはかどらない人
期日を持たないと勉強がはかどらないという人は、資格試験を目標とすることで自分を追い込む環境を作ることができます。
<コーチング資格がいらない人>
・コーチング資格が必要なのかがまだわからない人
コーチング資格が自分に必要なのかがわからない段階で、資格取得に向けて動き出すと、そうでなかった時に損失が大きくなります。
特にこれから起業する人にとっては、コーチングの資格を取ることと集客をすることは分けて考えなくてはなりません。
なぜならお客さんが本当に欲しいのは「コーチングの資格をもった人」ではなく「結果」だからです。
まずどんなお客さんにどんな結果を提供したいのかを考えてみてから、資格がお客さんにとって必要だと感じてから取得に向けて動き出すのでも遅くはありません。
・日常や職場でコーチングを使いたいと考えている人
職場での部下の育成や子育てなどに使う場合は、誰かに資格の裏付けを証明する必要がないため必要がありません。
・30~100万円も払えない人
有名スクールの費用の相場である30~100万円を払ってでも勉強したいと思えない場合、資格の取得は考え直してもいいかもしれません。
どちらに当てはまったでしょうか?
結論、「コーチングができる裏づけ」が必要な人以外は、資格を取らなくてもいいかと思います。
裏づけが必要な場合とは、コーチングの資格があることで転職に有利になる場合や、コーチングを全面に押し出したビジネスをする場合などです。
では、資格を取らない場合、どうやってコーチングを身につければいいのでしょうか?
コーチングを安く独学で学ぶには?
ここからは、資格よりもまずはコーチングを学びたいと考えている人向けに、独学でコーチングを学ぶための3つの方法について解説したいと思います。
基本方針は、「インプットとアウトプット」の組み合わせで学ぶということです。
インプットとは知識をためていくことで、アウトプットは知識を使っていくことを表します。
野球で例えると、上手な選手の投げ方を見るインプットと、実際に見て学んだフォームで投げるアウトプットを通して上手くなっていきますよね。
コーチングも同様で、コーチングの型やスキルを学ぶインプットと、それを使ってコーチングをするアウトプットの組み合わせを通して学んでいきます。
このようなインプットとアウトプットの組み合わせが最も効率の良い学び方になります。
では、どのようにして安く身につけていくのかというと以下のようになります。
独学でインプットする方法
①動画講座で学ぶ
1つ目が動画講座で学ぶということになります。
なぜ最初に動画講座をあげたかというと、テキストだけの本よりも、動画の方が視覚や聴覚からの情報量が多く記憶定着しやすいためです。
実際にアメリカ国立訓練研究所の研究でも動画で学ぶことは、テキストで学ぶことよりも2倍記憶に定着すると言われています。
Reading(読書)の定着率は10%、Audio/Visual(視聴覚)の定着率は20%と2倍になる
コーチングのオンライン講座を探したいひとは、【コーチングオンライン/通信講座】おすすめ12コースを厳選!も参考にしてみてくださいね。
②本で学ぶ
動画講座で学ぶ前の予習や、学んだ後の復習するために1冊でも本を購入しておくと学習定着率があがります。
なぜなら、反転学習(授業の前に予習すること)と反復学習(繰り返し学習すること)の2つで記憶の定着が伸びるためです。
私が読んだ本の中でも、基本的な内容が忠実に書かれている本は以下の3つでした。
・マンガでやさしくわかるコーチング
コーチングが具体的にどのようなものでどう機能するのかを、飲料メーカー勤務の30歳の女性が部下との対話の中で学んでいく様子を描いている。ストーリー仕立てで非常に読みやすい入門書。
・この一冊ですべてわかるコーチングの基本
コーチングの定義、スキル、導入事例などをすべて網羅して学ぶことができ、人材・組織開発としてのコーチングを学ぶことができる入門書。
・コーチング入門 第二版(日経文庫)
人間の可能性を信じ、それぞれの個性を尊重しながら信頼関係を築き、部下を自律型人材へと育てていくためのコミュニケーション・スキルであるコーチングの入門書。
上記のいずれかを購入し、動画講座の予習・復習をしてみると学習効果を高めることができます。
まずは本から始めたいひとは、【2024年版】おすすめコーチング本を目的別で厳選! 私がコーチ起業するまでに読んだ16冊を参考にしてみてください。
③無料セッションを受ける
コーチングを学ぶだけでなく、実際にコーチングを受けるのも効果的な学習法です。
なぜなら、「百聞は一見にしかず」ということで、野球であれば理論書を読むよりも上手なバッターのマネをして練習するように、上手なコーチのセッションを実際に受けてみることで机上で勉強しているよりも理解が深まるためです。
例えば、私の場合はコーチングを学び始める前に、「コーチングとは何か?」を理解するために複数のスクールの体験セッションをいくつか応募して受けていました。
このようにクライエント側として体験をしてみると、コーチングがどのようなものなのかというイメージが湧いてきます。
独学でアウトプットする方法
次にコーチングがどのようなものかわかったら、実際にセッションの練習をしてみます。
野球の理論書を読んでいるだけではヒットが打てないように、打席に立って練習していくということですね。
方法としては主に以下の2つになります。
①親しい人と練習をする
まずは、身近な友人、家族、知人、職場の同僚などにセッションの練習を付き合ってもらいましょう。
親しい人と練習する一番のメリットは、素直なフィードバックをもらいやすいということです。
見ず知らずの人より友人や家族の方が、「ここはこうして欲しい」というアドバイスをあなたに伝えやすいですよね。
では、どれくらい練習したらいいかというと、私の場合は5名ほどに月1回のセッションを3ヶ月間ほど練習させてもらっていました。
このように最初は身近な人と定期的にコーチングの練習をし、フィードバックをもらうようにしてみてください。
②初対面の人
次に初対面の人と練習をしていきます。
親しい人の時は感じられい本番さながらの緊張感でセッションに臨むためです。
野球で例えるなら、実際の試合の打席に立つようなものですね。
では、どうやってセッションの募集をしていけばいいかというと、以下のような方法があげられます。
・SNSなどで無料セッションを募集する
私のブログの読者さんの例:
無料セッションを募集することで、たくさんの応募があった。
・Peatixなどのイベントプラットフォームを活用する
SNSなどの発信が苦手な人は集客プラットフォームを活用し無料セッションを募集するのもありです。
・知り合いの知り合いを紹介してもらう
あなたの人脈を活用し、コーチングを受けたいと言っている人を友人や知人から紹介してもらうという方法です。
知人の知人であれば初対面になるので、緊張感を持ってセッションの練習ができるかと思います。
このように、インプットだけでなくアウトプットの両方を踏まえてやっていくことで効率的に学習できます。
また、コーチングのフローシートを使って、2時間で誰でもコーチングの基礎を理解できるようになる講座を作ったので興味のある方はのぞいて見てください。
このコースを修了すると、私が勤務していた海外の大学の修了証がもらえるので、「コーチングを学んだ」という証明が欲しい人にもおすすめです。
ブログ読者限定! 今なら27800円の93%OFFの1980円で受けられる↓↓
まとめ
では、最後にここまでの内容をまとめて終わりにしたいと思います。
・独学でのコーチング資格取得は難しい。一部編入を認めているところもあるが、いずれにせよ授業を修了することが必須。
・コーチングの資格がいるかいらないかは、「コーチングができる」という証明が必要かどうか。
・独学で勉強する際は「知識を貯めるインプットと知識を使うアウトプット」の組み合わせが重要。
コーチング資格を取るかどうか考える前に、まずコーチングとはどう言うものなのかについて理解し、自分の目的にあっているかどうかを検討してみるのがいいかと思います。
以上、コーチング資格を独学で取れるのかについて解説させていただきました。
少しでも参考になれば幸いです。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。