「お金になる才能を見つけたい」
「才能をお金に変える方法が知りたい」
「どうやって自分の才能で起業するのか知りたい」
自分の好きなことや得意なことでお金を稼ぎたいと思っているけど、その方法について学校は教えてくれませんよね。
この記事を読めば、
お金はどのように生まれるのか
お金になる才能の見つけ方
才能をお金に転換する方法
について理解することができます。
超AI時代や価値主義時代と呼ばれる21世紀に才能をお金に変えていくにはどうしたらいいか、本や論文などの情報を元に説明していきます。
参考文献)
オックスフォード大の研究
米国ギャラップ社ストレングスファインダー
佐藤航陽氏「お金2.0」
堀江貴文氏「あり金は全部使え貯めるバカほど貧しくなる」
お金に変えられない才能とは?
才能をお金に変える上で、知っておくべき2つの時代の流れを紹介します。
①超AI時代によるスキルのコモディティー化
日本の労働人口の49%近くが10~20年後にAIによって代替される可能性があることがオックスフォード大の研究によってわかっています。
なくなると言われている職業例としては、以下のものが挙げられます。
例えば、昔はかっこいいサイト制作をする際にプログラマーやデザイナーの人がいないとできませんでした。
しかし、wix.comやjindoなど素人でもパワポ感覚で作れるアプリもできていて、プロの力をかりずともサイト制作ができるようになっています。
このようにAIができる仕事はコモディティ化(誰でもできる化)して人間がやることの価値はどんどん下がっていきます。
そういったフィールドで才能を磨いたとしても、お金は稼げない可能性が高いです。
②実用的価値は下がり、内面的価値が重視される時代に
特に日本で住んでいると、実用的価値(生きるために必要な価値)はどんどん下がってきています。
例えば、美味しいご飯も今では、300円代で食べられたりしていて、飢え死にするようなことはほとんど起きませんよね。
むしろ今の時代は、そういった実用的価値よりも、「驚き」「感動」「快適さ」といったような内面的価値(心のなかで感じる価値)が重視されるようになってきています。
最近で言えば、奈良県の橿原市にある「げんきカレー」が注目を集めています。
一見普通のカレー屋さんですが、代金に+200円支払うと子どもに無料でカレーをプレゼントできるという未来チケットが買える仕組みを導入しています。
子どもの貧困率が高い日本では、この仕組みが共感を呼び、多くのお客さんが未来チケットを買いに来店しています。
まずは、おなかいっぱい食べられる場所を――。
奈良県橿原市にある「げんきカレー」では、自分の食べた代金にプラス200円払うと、「みらいチケット」が1枚手渡されます。カレーが無料で食べられるこのチケット、利用者の多くは子どもたちです。(映像提供:日テレNEWS24)https://t.co/68GgnLtHor pic.twitter.com/JQ55Mbzvls— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 18, 2019
お客さんはカレーという実用的価値を買いにきているのではなく、「子どもの笑顔がみたい」という内面的価値を買いにきているのです。
このように実用的価値よりも、内面的価値にお金を使う時代がきているのです。
お金に変えられない才能をまとめると以下のようになります。
①AIに代替される可能性のあるもの
②内面的価値の伴わないもの
以上の二つを踏まえて、才能をお金に変えていくにはどうしたらいいかについてまとめていきたいと思います。
僕が実践した才能をお金に変える5つのステップ
では、ここからは才能をお金に変える具体的な方法について述べていきたいと思います。
ステップ1 お金になる才能を見つける
そもそも才能とはなんなのでしょうか?
米国ギャラップ社のストレングスファインダーやいろんな論文を読んで見たのですが、エッセンスだけ抜き出すとこのように定義していました。
才能=好き×強み×投資
好き:自分が熱中できるもの・好きなこと
強み:自分の強みとなる考え方・行動特性・能力
投資:知識や経験に投資すること
好きが必要なのは、モチベーションの源泉を保つため
強みが必要なのは、市場で有利に立つため
投資が必要なのは、市場で生き残り続けるため
生まれつき持っている強みが才能と定義されがちですが、変化の大きい21世紀ではこのような3つの要素をもった才能が必要となるでしょう。
超AI時代では誰でもできることはAIに取って代わられる可能性が高いため、かけ算的に独自の才能を見つけて行くことが重要です。
例えば、「英語ができるだけの人」よりも「英語ができかつ営業が好きで、常に学び続ける人」の方が希少価値は高いですよね。
才能を見つける方法は、【才能が欲しい!】学校では教えてくれない見つけ方3ステップを読んで見てください。
ステップ2 内面的価値につながる経験を提供する
才能をお金に変えようと思う前に、お金はどういう時に生まれるかを知らないとうまくいきません。
僕もそうでしたが、会社員として働いているとお金がどのように生まれているのかがわかりにくくなります。
なぜなら、成果を出さなくても決まった時間に働いていれば、定期的にお金が入る仕組みになっているからです。
しかし、僕は自分で事業をやり始めてから、お金が生まれる根本的な理由について知ることができました。
それはシンプルで「より幸せになりそうと感じてもらうこと」です。
僕は4年前からフィリピンで英語の語学学校を運営しているのですが、最初はいかに英語学習カリキュラムの良さで他校に勝つかという視点しか持っていませんでした。
そのせいで、他校にコンセプトが埋もれあまり生徒さんに来てもらえませんでした。
そんな時うちのインターン生がこんなことを言ってくれました。
「僕は英語ができるようになってアジアで活躍できるビジネスマンになりたいんですよ。」
この時に学生は「英語を学ぶこと」にお金を払っているのではなく、「英語ができるようになって世界を舞台に活躍している自分」にワクワクしてお金を払っていることに気づきました。
要するに、英語ができるようになって今よりも選択肢が増え、幸せになれると思うからこそお金を払っていたのです。
ここで、「より幸せになれる」と内面的価値を感じてもらえるかが重要だと気づいたのです。
それからコンテンツ作りが得意だった僕は、内面的価値を感じてもらえるようなコースを作りました。
「英語を学んだあと、現地企業でインターンをするプログラム」
「英語を学びながら、国際協力を実践するプログラム」
「海外で活躍する100人に会う留学」
このように英語を使って働く未来を想像してワクワクできるようなプログラムを作ったのです。
結果として年間50人くらいから、120人くらいまで2年で生徒数を増加させることができました。
この経験から、「より幸せになれそう」と内面的価値に直結するものはお金になるということがわかりました。
自分のコンテンツ作りという才能を、英語学習から、英語を通して得られる経験に投下したことでうまくいった例でした。
ステップ3 モデリング&オリジナリティー
自分がお金に変えたいと思える才能が見つかったら、次はモデリングをしていきます。
モデリングとは成功者のエッセンスをマネることで、そのままパクるのとは違います。
ここでは、いきなり自我流でやるのではなく、成功者のエッセンスをマネすることで成功の確度をあげます。
例えば、仮メンタリストえるさんというYoutuberをご存知でしょうか?
メンタリストのDaigoさんと同様、心理学やメンタリズムを応用して人生をより生きやすくする動画を投稿しているYoutuberです。
Daigoさんと同様、心理学の色んな研究データを使いながら日常の問題解決に関する投稿を行っています。
しかし、彼はDaigoさんとの差別化を時間とターゲットという観点で行なっています。
Daigoさんの動画は10分を超えるガッツリ系でビジネスマンを対象しているのに対し、えるさんは3~5分でサックっと見れ、ティーンを対象としています。
すき間時間に動画を見る若い層には、Daigoさんの長い動画よりも、えるさんのサクッと見れる動画のほうが刺さりやすいです。
えるさんがDaigoさんをモデリングした点
・日常生活の問題解決に関して心理学の応用すること
・論拠に海外の論文やデータを使うこと
えるさんがオリジナリティーを出した点
・短い動画
・対象をティーンエージャーに
・仮面をかぶることで一回で覚えてもらう
彼のチャンネルは1年足らずで27万人を突破しています。
このように、成功するために必要なエッセンスを確保し、オリジナリィーを出すことで市場を切り拓いていくと、うまく行くことが多いです。
ステップ4 100ギブ 1テイク
多くの人は才能で早くお金を得ようと躍起になります。
「とにかく売り込みだー!」と営業にかけ回ります。
しかし、自分の才能をすぐにお金に変えようとするとうまくいきません。
以下のAとBどちらのサービスを買おうと思いますか?
A: いつも自分のサービスを売りつけてくるだけの営業マン
B: 自分の会社に必要な人や情報をいつも提供してくれる営業マン
もちろんBを選びますよね。
Bにあって、Aにないものは何でしょうか?
それは「信用」です。
お金2.0や評価経済でも書かれていましたが、信用はポイントのようなもので、高ければ高いほど「お金や情報や人脈」に変換することができます。
Aは信用ポイントをためずに、いきなりテイクをしようとしたことで営業に失敗します。
Bは先方が必要としていることを先に無償でギブし、信用ポイントを稼いでいるため、営業が成功するわけです。
なので、信用ポイントをいかに作るかが才能をお金に変える上で重要になってきます。
例えば、Youtuberであれば質の高いコンテンツを無料で提供し続けることが信用の形成につながり、結果として自分の商品やサービスを買ってもらえることにつながります。
僕の場合はこのようにブログを無料で公開しています。
信用がない時点でお金を請求しても、お客さんに嫌煙されるだけです。
まずは、100ギブ 1テイクという感覚でとにかくGive(与えることを)を先にし、信用ポイントを獲得していきましょう。
ステップ5 コラボレーション
僕のメンターはカナダ人のRicky ShettyさんというAmazonベストセラー作家さんなのですが、彼が毎回僕に言っていたことがあります。
それは、「Don’t go alone!(一人で行くな!)」ということです。
僕は事業とかブログの運営をすべて一人でやっていた時期がありました。
しかし、他の人からのフィードバックがないゆえに洗練されたコンテンツができなかったり、物理的に生産できるブログの記事量に限りがでていたりしたのです。
結果としてお金も全然稼げていませんでした。
そのことを彼に指摘され、「もっとコラボレーションすることで、自分の才能がいかせる事に時間を割きなさい」と言われました。
僕は何か企画を考えたりするのは得意ですが、会計をするのが苦手でした。
そこで、会計は自分の友人にお金を払って完全に任せ、企画づくりやセルフブランディングに集中することにしました。
そうしてからは苦しい作業に時間を取られなくなり、生産性が上がり、日々が楽しくなっていきました。
このように一人で行くのではなく、外注したりだれかにお願いしたりすることで、自分の時間を作り、作業の質をあげ、結果としてより良いものを作っていけるようになります。
才能をお金に変える方法まとめ
最後に激動の21世紀の才能をお金に変える方法をまとめて終わりにしたいとおもいます。
<21世紀にお金に変えられない才能>
①AIに代替される可能性のあるもの
10~20年後には半分近くの労働人口の仕事がAIに取って代わられる。
代替されないように、独自の才能をかけ算で見つける必要がある。
②内面的価値の伴わないもの
実用的価値(生きるために必要な価値)は供給過多でどんどん下がっている。
内面的価値(心が動く)ものに人はお金を使うようになる。
<才能をお金に変えるための5つのステップ>
①お金になる才能のタネを見つける。
コモディティ化(誰でもできる化)しうる才能にならないように、好き×強み×投資のかけ算が必要。
②内面的価値につながる経験を提供する
人はものやサービスを買うのではなく、その先に得られる感情を買っている。その感情が満たせると思える形で提供する。
③モデリング&オリジナリティー
自我流でいきなり才能をお金に変えようとするのではなく、やりたい事に近いことをしている成功者のエッセンス(ビジネスモデル、スキル、サービスなど)を吸収する。その上で、自分のオリジナリティーを出していく。
④100ギブ1テイク
お金は信用を数値化したもの。信用を先に稼ぐことで、後々才能がお金に変わる。したがって、いきなり有料コンテンツの売りつけはしてはいけない。100の無料ギブの後、1の有料テイクを意識。
⑤コラボレーション
Don’t Go Alone!(一人で行くな!)。自分が生産する時間の量と質を最大化するために人に頼ろう。最近であればクラウドソーシングなどオンラインでも外注が可能。
21世紀は私たちを取り巻く環境が変わるので、3年前には使えた才能がお金にならないということも起こりうるでしょう。
仕組みが変わった時に波に逆らうのではなく、その波に乗りながら自分はどうすべきかを考えていきましょう。
才能の見つけ方は【才能が欲しい!】学校では教えてくれない見つけ方3ステップをお読みください。
以上、才能をお金に変えるための5ステップでした。
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