「コーチングの国際資格を取得フローと費用は?」
「コーチング国際資格の取得をサポートしてくれる団体は?」
「取得することで得られるメリットは?」
国際資格を持つことで、キャリアアップや仕事の幅を広げたいと考えている人に向けて、日米のコーチング資格を持つ私がわかりやすくまとめてみました。
普通に探すと英語の情報が多くわかりにくいのですが、この記事ではすべて日本語で解説していくので安心してくださいね。
コーチング資格を発行する国際団体【ICF】とは?
ICFとは、International Coaching Foundation(国際コーチ連盟)の略で、世界基準のコーチングスキルの資格を発行する機関です。
コーチング父と呼ばれる、今は亡きトマスレナード氏が設立した非営利団体です。
コーチングの認知やコーチの社会的地位の向上を世界中で目指して活動しており、140カ国に3万人以上の会員を有しています。
独自の講習プログラムは持ちませんが、国際資格の認定審査を行ったり、プロコーチが持つべきスキルを基準化したり、コーチとしての倫理規範などを作成したりと幅広く活動しています。
ICFは以下の3つのコーチ資格を発行しています。
ACC、PCC、MCCの3つの資格があり、取得時間も難易度も下に行けばいくほど難しくなります。
それぞれの取得のフローや費用は後ほど言及してきます。
コーチングの国際資格をもつメリットとは?
では、ICFのコーチングの国際資格をもつメリットとはどのようなことがあるのでしょうか?
ICFが行った調査によると、コーチが資格を取得するメリットについて以下のように言及されていました。
2012年に実施されたICFグローバル・コーチング・スタディーによると、認定資格を持つコーチは、中東、アフリカを除く世界中で、非認定コーチに比べて、より高い収入を得ていました。
2010年に実施されたICFグローバル顧客意識調査によると、ICF資格認定を持つコーチのクライアントは、コーチとの経験に満足し、他者にもコーチを勧めることが多いという統計が出ています。
当調査では、コーチングを経験した成人の84%が、コーチが資格を保持していることは重要であったと報告しています。
(参考元:https://icfjapan.com/)
まとめると、コーチングの国際資格を持つことで得られるメリットは2つあると思います。
・独立やキャリアアップの上で必要な信用が得られる
・資格取得に向けて励むことで実際にスキルが身につく
しかし、「資格を持つこと」と、「集客できる」ことは別です。
もし、コーチングで起業しようと考えている人は、コーチング起業で「コーチ」になってはいけない3つの理由も合わせて読んでみてください。
コーチングを副業として活用している私の視点で、コーチングを使ったビジネスについて書いています。
コーチング国際資格を取得するフローと費用
では、次にICFのコーチング国際資格を取得するためのフローと費用について解説していきたいと思います。
コーチング国際資格の取得フロー
コーチングの資格の取得の順番は上記の画像のように進みます。
取り方には、ACTP 、ACSTH、Portfolioの3つのパス(方法)があります。
1つ目のACTPとは、Accredited Coach Training Programのことで、スクールが認可を受けて実施することができるトレーニングのことを指します。
ICFのプロコーチとのセッションが含まれるなど、国際資格に向けたトレーニングの中で最も包括的で、基準が高いとされています。
2つ目のACSTHとは、Approved Coach-Specific Training Hoursのことで、ACTPと同様にスクールが認可を受けて行えるトレーニングのことをさします。
ACTPとの違いは、ICF資格認定の要件の一つであるICFプロコーチとのセッションを含んでいないということになります。
3つ目ののPortfolioとは、ポートフォリオつまり過去の実績やコーチング経験を元に合格を目指すパスになります。
尚、ICFの認可トレーニングを実施している最新の団体一覧は国際コーチ連盟の加盟リストを参考にしてみてください。
*In-person Training Location:のところをJAPANにして検索をかければ出てきます。
最初のステップであるACCの取得条件をpathごとにまとめておくと、以下のようになります。
<第一関門ACCの申請条件>
①ACTPパス
・ICFが認定するコーチ・トレーニング・プログラム(ACTP)の修了
・8人以上のクライアントとの最低100時間(内、有料75時間)のコーチングを記録したログ
・コーチングの基礎的な知識があることを確認するためのテスト、コーチ・ナレッジ・アセスメント(CKA)の受験
②ACSTHパス
・合計60時間以上のICFが認定するコーチ・トレーニング・プログラム(ACSTH)の受講
・10時間のメンター・コーチングの、オンラインの出願フォームへの記述
・8人以上のクライアントとの最低100時間(内、有料75時間)のコーチングを記録したログ
・実技審査(音声記録、及びそれを英語で書き起こししたものを、申請書類と共にアップロード)
・コーチングの基礎的な知識があることを確認するためのテスト、コーチ・ナレッジ・アセスメント(CKA)の受験
③Portfolioパス
・60時間以上のコーチ専門プログラムの受講と、証明書類の提出
・8人以上のクライアントとの最低100時間(内、有料75時間)のコーチングを記録したもの
・実技審査(音声記録、及びそれを英語で書き起こししたものを、申請書類と共にアップロード)
・コーチングの基礎的な知識があることを確認するためのテスト、コーチ・ナレッジ・アセスメント(CKA)の受験
PCC以降の各パスの申請条件については、ICFジャパンのページを参考にしてみてください。
コーチング国際資格取得までの費用
次に、コーチングの国際資格を取得するまでにどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
トレーニング機関によって大きく変わるので固定のレートを出すことはできませんが、ACCを取得するまでにかかる費用を、有名校のプログラムを参考に算出してみました。
コーチ・エイ・アカデミア(ACTP)
・コース修了費用: 162万円(税込)
・受験料 33000円(300ドル)
合計:165万円ほど
CTIジャパン(ACTP)
・コース修了費用:150万7000円(税込)
・受験料 33000円(300ドル)
合計154万円ほど
銀座コーチングスクール(ACSTH)
・コース修了費用:57万7500円(税込)
・受験料: 55000円(500ドル)
合計:63万円ほど
尚、こちらの価格は2020年4月23日現在のものになります。変動することもあるため、ご了承願います。
コーチング国際資格まとめ
いかがだったでしょうか?
コーチングの国際資格を取得するのは、費用もかかるし取得フローも煩雑なように感じますが、フローを整理するとそれほど難しくはないかと思います。
最後にここまでの内容をまとめておきます。
・コーチングの国際資格は3段階ある。
アソシエイト認定コーチ
(ACC:Associate Certified Coach)
プロフェッショナル認定コーチ
(PCC: Professional Certified Coach)
マスター認定コーチ
(MCC: Master Certified Coach)
・資格の取り方には、ACTP 、ACSTH、Portfolioの3つのパス(道のり)があり、それぞれ申請条件が異なる。
・費用はスクールによって異なり、60万円〜160万円ほどかかる。
少しでも参考になれば幸いです。
以上、コーチング資格の国際版【ICF】のまとめでした。
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