「コーチングはスキルとフローを学べばうまくいくんでしょう?」
私はコーチングを学び始めたころそう考えていました。
しかし、実際はスキルやフローよりも大切な要素があることを、学んでいくうちに気がつきました。
本記事では、セッションの成功に必要な「コーチングピラミッド」という概念について解説をしていきたいと思います。
記事の終わりには、読者限定の特典もあるのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
コーチングピラミッドとは?
コーチングピラミッドとは、コーチングが機能するために必要な要素を4つまとめたものになります。
基礎を固めている下の要素の方が上の要素よりも重要とされています。
スキルは一番上にあるように、他の3要素が機能していないとそもそも意味がないということがわかります。
では、それぞれの要素について解説していきます。
コーチングピラミッドの4つの要素
自己基盤
まずは、コーチングピラミッドの基盤をなしている自己基盤。
自己基盤とは、相手の可能性を信じる基盤のことを指します。
そこで重要になるのが、自分の可能性を信じられているかどうかということです。
「自分は何もできない存在だ」と自己否定していたら、他の人もできないと勝手に信じこんでしまい、コーチングでもできない方向へと誘導してしまいます。
したがって、コーチが自分の可能性を信じられていることが最初に必要な条件となります
コーチングマインド
次に、下から二番目のコーチングマインド。
コーチングマインドとは、「クライエントの問題解決や目標達成に必要なことは、すべてクライエントの中にある」と信じることです。
コーチングはクライエント自身が意思決定をし、目標達成をしていくサポートですので、コーチがクライエントにアドバイスをすることは基本的にはありません。
むしろ、コーチがアドバイスをしすぎると、コーチが望む方向に誘導してしまうことになり、クライエントが望む方向に進めなくなる危険性があります。
したがって、コーチはクライエントに答えや力があると信じて、それを引き出して行くことに焦点を当てます。
コーチングマインドをどのように持っていくか、私の経験をもとに書いた記事もあるので興味があれば合わせてお読みください。
信頼関係
次に、コーチとクライエントの信頼関係。
もしいきなりこんなことを言われたら、どう感じますか?
「初対面の人にあなたの夢を語ってください。」
「初対面の人にあなたの辛い思い出を話してください。」
ほとんどの人は抵抗があると思います。
誰しも信頼関係が築けていない相手に本音で話すのは難しいものです。
コーチングにおいても、コーチとクライエントの間で信頼関係が築けていないと、クライエントが本音で話せず、望む状態を引き出すことができなくなります。
したがって、コーチングにおいては信頼関係が築けていることはとても重要な条件となります。
コーチングにおける信頼関係の築き方に関して興味がある人は、コーチングで信頼関係を築くには?【具体的なアプローチを紹介!】を参考にしてみてください。
スキル
最後に、コーチングスキルについて。
このピラミッドでも一番上にあるように、スキルは他の3要素がないとそもそも機能しないということがわかると思います。
なので、スキルに頼りきるよりも「自己基盤、コーチングマインド、信頼関係」の3要素が十分に機能しているかを考えながらコーチングを行いましょう。
コーチングスキルは主に4つのスキルがあると言われています。
各スキルの説明に関してはここでは長くなるので、 【コーチングスキル】明日から使えるようになる完全ガイドに書いています。
興味がある人は立ち寄ってみてください。
まとめ
では最後にここまでの内容をまとめて終わりにしたいと思います。
・コーチングピラミッドとは、コーチングが機能するために必要な要素をまとめたもの。
・ピラミッドの4要素
自己基盤:
相手の可能性を信じる基盤
コーチングマインド:
目標達成に必要なものは相手が持っているという考え方
信頼関係:
本音で話すのに必要な信頼関係
スキル:
承認、傾聴、質問、フィードバックの4スキル
これらの4つの要素を意識しながら、コーチングを行ってみてくださいね。
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