「コーチングマインドとは?」
「なぜコーチングにおいてマインドが重要なの?」
「どうやったら身につけられるの?」
コーチングを機能させるのに必須のコーチングマインド。
今回はその意味や身につけ方について、日米のコーチング資格を持つ私が解説をしていきたいと思います。
実際の会話例などもいれながら、具体的にわかりやすく紹介していきます。
記事の終わりには、読者限定の特典もあるのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
あなたはコーチングマインドを持っている?
解説を始める前にあなたがコーチングマインドを持っているかチェックしてみましょう。
あなたが友人に相談を頼まれたケースを想定し、相談にのるときに以下のことを意識しているかどうかを、リストを見ながら確認して見てください。
いくつ当てはまったでしょうか?
当てはまる項目が多ければ多いほど、あなたはコーチングマインドを持てていると言えるでしょう。
コーチングマインドとは?
では、コーチングマインドとは何のことを指すのでしょうか?
コーチングマインドとは、「クライエントの問題解決や目標達成に必要なことは、すべてクライエントの中にある」と信じることです。
「必要なこと」とは以下のようなものです。
・答え:
どうしたいのか/どうやったらいいかという考え
・スキル
目標を達成するのに必要なスキル
・価値観
目標を達成するのに必要な考え方や性格
・人脈/資金
目標を達成するのに必要な人のつながりや資金
・経験
目標を達成するのに必要な経験や成功体験
・情報
目標を達成するのに必要な情報
など
これらをクライエントは持っている、もしくは持つことができると信じることがコーチングマインドになります。
ここで、コーチングマインドを持っていない上司と持っている上司を比較してみましょう。
・コーチングマインドを持っていない上司
上司「今週提出する予定だったレポートはどうなってる?」
部下「すみません。まだできていません。」
上司「なんでだよ。明日提出でしょう。」
部下「はい…。」
上司「顧客へのヒアリングを今日中に終わらせて、明日中に完成させて。」
部下「わかりました。」
・コーチングマインドを持っている上司
上司「今週提出する予定だったレポートはどうなってる?」
部下「まだできていないです。」
上司「そうか!何かあった?」
部下「メール対応の時間を取られていて忙しくて」
上司「そうなんだ。どうしたらいいと思う?」
部下「メール対応を誰かにサポートしてもらおうと思います。」
上司「手伝ってくれそうな人は?」
部下「同僚のAくんの手が空いていたのでお願いしようと思います。」
上司「わかった。無理しないでね。」
違いがわかりましたか?
コーチングマインドを持っている上司と、持っていない上司では以下のような違いがあります。
このように、コーチングマインドがある場合とない場合では、部下の成長にも大きく違いが見られます。
したがって、コーチングマインドを身につけることは、クライエントの成長や目標達成にも大きく影響を与えるということがわかります。
コーチングマインドを身につける3つの方法
では、コーチングマインドを身につけるにはどうしたら良いのでしょうか?
私が実際にコーチング資格を取るときに意識していた3つのことを紹介したいと思います。
ゼロ否定をやめる
ゼロ否定とは、相手の意見に聴く耳を持たず、頭ごなしに否定することをさします。
会話が始まる前に否定することから「ゼロ否定」と言われています。
頭ごなしに「それはおかしい!」「こうした方がいい」と否定や指示すると、相手は自分で考えて行動できなくなっていきます。
よく親が子どもに「ダメ」と否定し続けると、考えない子どもに育ってしまうと言われますが、コーチングにおいても同様でクライエントの成長を阻害してしまうことになります。
なので、ゼロ否定をせず、まず相手の意見を受け入れていきます。
沈黙&傾聴
自分が話している時に、相手が話を遮って話し始めたらどんな気持ちになるでしょうか?
「自分の意見は聞いてもらえないんだ。悲しい。」と感じる人が多いと思います。
クライエントにそう思われないために、相手が話し終わるまでは沈黙して相槌したりや頷きながら待ちます。
そうすることで、相手は自分の考えについてたくさん話すことができるようになり、結果として自分で考えて問題解決や目標達成をできるようになっていきます。
具体的な傾聴のテクニックに関しては、コーチングの傾聴ってどうやるの?具体的5つの方法を紹介!を合わせてお読みください。
アドバイスをやめて引き出す
コーチングにおいてアドバイスをしすぎると、コーチの考えが入りすぎてしまうため、クライエントが本当に望む問題解決や目標達成を妨げてしまうことになります。
したがって、アドバイスをできるだけ少なくして、相手の考えや意見を引き出す質問を行っていきます。
先ほどのコーチングマインドを持っている上司の例でいうと、
「そうなんだ。どうしたらいいと思う?」
「手伝ってくれそうな人は?」
といったように、部下の考えを引き出していたと思います。
このようにコーチングでも質問を通して、相手の考えを引き出し、自発的な行動を促していきます。
具体的なコーチングの質問のテクニックは【コーチングの質問とは?】すぐに使える100の質問例を参考にしてみてください。
まとめ
では、ここまでの内容を最後にまとめて終わりにしたいと思います。
・コーチングマインドとは、「クライエントの問題解決や目標達成に必要なことは、すべてクライエントの中にある」と信じること。
・コーチングマインドを身につけるには、「ゼロ否定しない」「沈黙&傾聴」「アドバイスをやめて引き出す」などを意識して行うのがオススメ。
コーチングについてこれから勉強しようと考えている人は、【コーチングの勉強方法】最短で学ぶ道を目的別にまとめてみたも合わせてお読みください。
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