「自分には生きがいがなくて辛い」
「例えば他の人はどんなことを生きがいにして生きているのだろうか?」
「生きがいの見つけ方が知りたい」
こんなあなたに向けた記事です。
人生にいろどりを与えてくれる生きがい。
趣味や仕事、家族など様々な分野で生きがいは見つけられます。
しかし、インターネット革命起き、できることの選択肢が増えた中で、「どういう生きがいを持っていいのか」と迷っている人も多いかと思います。
この記事では、以下の2つについて米国のLife Purpose coachの資格を持っている僕が解説していきます。
・生きがいの例
・生きがいの見つけ方
では、早速いきましょう。
生きがいって例えばなに?
生きがいとは「生きている理由や意味」のことですが、多くの人が持つ生きがいとは何でしょうか?
時事通信社の20歳以上の2000人の男女に行ったインタビューでは、以下のような生きがいがとりあげられていました。一つずつ自分なりに解説していこうと思います。
(引用: 時事通信社「生きがい」に関する世論調査)
1位 趣味/レジャー
旅行やグルメ、スポーツだけでなく、最近であればNetflixやSNSなどもこの領域に入るでしょう。特に男性の方が多い傾向にあるようです。
例えば、僕の母親は趣味を生きがいしています。
彼女は普段は大学の先生をしているのですが、週末は訪日観光客向けの料理教室を開いて楽しんでいます。
朝ごはんなど、カジュアルに誰でも作れる料理の作り方を英語で教えています。
このように好きな料理と英語を使って、コミュニティーを運営しています。
もちろん仕事もやりがいがあるそうなのですが、趣味をしている時が息子の僕から見ても一番ワクワクしています。
彼女のように仕事以外の時間に生きがいを見出している人も多いのです。
2位 家族やペットのこと
配偶者や子ども、親など家族を生きがいに生きている人もたくさんいます。特に女性に多い傾向があるようです。
例えば、僕の友人のM君は、結婚して子どもが生まれるまでは起業や行きたい国の話をよくしていました。
「自分は〜の業界が今後伸びるからそこで起業したいな」
「南米のボリビアにバックパッカーするのが夢だ」
と夢を語ってくれました。
しかし、結婚し子どもを持つと大切なことの優先順位は大きく変わり、自分の子どもがより良い未来を生きられることが第一と言っていました。
ライフステージによっても生きがいは大きく変わりますし、人間は自分よりも人のためなら頑張れる生き物です。
「自分をおざなりにしろ」とは言いませんが、「自分は誰のために生きているのか」と大切な人を見直して見ることも、生きがいを見つける上では大事ですね。
3位 仕事や学業
今の時代はワークライフバランス(生活と仕事の調和)ではなく、ワークアズライフ(生活と仕事の境をなくす)という観点が注目されています。
筑波大学の落合陽一さんが提唱された概念です。
ワークライフバランスは、仕事もプライベートも充実させることで人生を楽しもうとするという考え対して、
ワークアズライフは、仕事とプライベートを分けることなく寝ている時間以外は仕事であり趣味でもあるという考えです。
要するに、「仕事という感覚や趣味という感覚」はなく、好きなことをやって生きているという考え方です。
インターネットの発達によって好きなことを発信してお金をもらうYoutuberやブロガーなどが増えていることからも分かると思います。
僕自身もブロガーやコーチとして働いていますが、好きなことをしてそれが仕事になるという時代がきていることを実感しています。
1日の3分の1の時間は仕事なので、生きがいと直結してくる分野と言ってもいいでしょう。
今やりたいことを仕事にできているでしょうか?
一度自分の仕事を見直してみてもいいかもしれません。
4位 友人など家族以外との交流
仕事や家族以外に居場所があるという人も多くいるようです。
例えば、僕の高校の友人は頻繁に同級生と会っては飲み会をしています。
上京している友人の一人は、「一人だと孤独だから、東京にいる同級生と頻繁に会ってエネルギーをたくわえている」と言っていました。
特に上京している人は、家族にもなかなか会えない上に、職場では気も張っているので、ありのままでいられる友人の存在が大きいのだと思います。
こうしてお互いに存在を認め合っている友人と会うことが、生きがいになっている人も多いのではないでしょうか?
5位 自分自身の健康づくり
健康はすべての基盤になります。
健康でなければ、趣味は楽しめません。
健康でなければ、仕事に打ち込むことも難しいです。
健康でなければ、家族や友人と楽しく過ごせないかもしれません。
僕自身、一度胃の病気になったことがあります。
その時に、好きな趣味や仕事もできなかったし、大切な人との時間も相手に心配をかけているのではと気をつかって心から楽しめませんでした。
健康づくりはそれ自体は目的ではなく、生きがいを楽しむための手段です。
健康があるからこそ、大好きな趣味、仕事、大切な人との時間を楽しめることができるのです。
健康であるうちは、多くの人は自分のカラダのことに気を使いません。病気になって初めて健康の重要さに気づくのです
生きがいを支えてくれる心身の健康はできるだけキープしたいですね。
6位 社会活動
ここでいう社会活動とは有償無償関わらず、ボランティアやNPOの活動推進など、社会に貢献する活動のことをさします。
豊かな国日本では、不自由なくほとんどのものは手に入ります。
しかし、その分「生きる」というリアリティを感じられなくなってきています。
そのリアリティを求め、貧困国でのボランティアなどに参加するのが人気になってくるのも良くわかります。
社会貢献を通して自分の生きる意味を考え直している若者が増えてきているのかもしれません。
2012年にリクルートワークスがおこなった研究でも、1985年以降のグループの社会貢献意識の高さがうかがえます。
(引用:リクルートワークス:若者の社会貢献思考はなぜ高いのか?)
近年では、NPOや社会企業に新卒から就職したいという人も多くいるように、「生活のためだけのお金稼ぎはしたくない」という意識が高まってきているのかもしれません。
僕自身も新卒から海外のNPOに就職しましたが、自分が存在する意義をより感じやすい社会活動に参加したかったのだと思います。
このように、自分の生きる意味(=生きがい)を実感するために社会活動を行なっている人も増えてきています。
生きがいの見つけ方
では、自分にあった生きがいはどのようにして見つければいいのでしょうか?
引き続きこちらの記事をお読みください。
生きがいの定義から、生きがいが持てない理由、生きがいの見つけ方まで、21世紀の社会の流れをふまえ詳しく書いています。
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