「コーチングで副業をしたいけど始め方がわからない」
「副業コーチとして登録できるサイトや求人はある?」
「コーチングを副業にすると怪しいと思われる?」
「資格っているの?いらないの?」
「どれくらいの収入が見込めるの?」
コーチングを副業にすることを考えているあなたはこのような悩みを持っているかもしれません。
本記事では、コーチングで副業を始め、1人目のお客さんを獲得するための方法を私の実体験をベースに網羅的に解説しています。
記事を読み終える頃には、具体的に今日から取るべき行動がわかり、コーチ副業に向けての一歩を踏み出せるようになるでしょう。
有料級の情報を載せているので、ブックマークして何度も戻って参照してくださいね。
目次
コーチングを副業にするとはどういうこと?
まず、コーチングを副業にするとはどういうことかについて定義することから始めたいと思います。
コーチングを仕事にするとは簡単にいうと、「お客さんの理想をコーチングを使って実現し、対価を得ること」になります。
・ダイエットコーチングなら、痩せてモテる未来を売って対価を得る
・速読コーチングなら、年間100冊読める未来を売って対価を得る
・英会話コーチングなら、海外転勤をする未来を売って対価を得る
このように、お客さんが欲しい未来を叶えるサポートをし、対価をいただくのがコーチングビジネスになります。
他の講師やコンサルビジネスとの違いは、あくまでもクライエント自身で考え目標を達成することを促すということになります。
海外の著名なコーチたちが提供している未来の例
ちなみに、私自身は過去フィリピンにて国際協力キャリアを目指す人向けのコーチングプログラムを運営していました。
よく周りの人から「国連やNGOで環境問題や人道支援の仕事がしたいけど、どうやって国際協力のキャリアを歩めばいいのかがわからない」いう質問を多くもらっていました。
そこで、私自身新卒からフィリピンのNGOで活動していたということもあり、実際に現地で社会課題にとりくむ中で国際協力キャリアに一歩近づくというプログラムを現地ではじめました。
結果として、3年間で合計で約300名の方に参加してもらい、社会的企業やNGOで働く人を輩出することができました。
このコーチングプログラムでは、「海外で自分が取り組みたい課題にイキイキと挑む未来」を販売していたということになります。
このように、お客さんの理想をともに叶え、対価をいただくのがコーチングビジネスということになります。
私がどのようにしてコーチングを学び、自分のプログラムをセールスしてきたのかということについては、以下の講座で解説しています。
これまで4000人以上が受講した人気のコースです。時間をかけず一気にコーチングとマーケティングを学びたい人は、参考にしてみてくださいね。
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失敗しないコーチング副業の始め方7ステップ! 実体験をもとに解説
では、コーチングを副業にして行くにはどのようにすればいいのでしょうか?
ここでは私の過去の成功や失敗など実体験を踏まえながら、以下の7つのステップで解説していきたいと思います。
STEP1 モデリング
モデリングとは、実際にコーチとして起業・副業をしている人のセッションを受けて、コーチングとはどのようなものなのか体感することです。
百聞は一見にしかず。本や動画で理論を学ぶ前に、あなたが身につけようとしているコーチングとはどのようなスキルなのかを体感しましょう。
そうすることで、自分にどんな知識やスキルが足りていないのかが明確になり、学びの効率をグッとあげることができます。
私の場合は以下のようなサイトを活用し、モデリングを行っていました。
DeNAやHondaなど大手企業も活用しているコーチングサービス。リーダー・部下育成、生き方、語学勉強など幅広いテーマに対応してくれます。体験セッションが無料~3300円(税込)で受けることができ、気軽にコーチングを体感できるのが魅力的です。
初回は3000円(税込)で気軽にコーチングが受けられるサービス。実際に私はここの国際資格を持つコーチのセッションを受けさせてもらったことがありますが、口を挟まずじっくり傾聴してくれることが印象的でした。終了後にはセッション内容をまとめて送ってくれるのでどのようにコーチが内容をまとめるのかも学ぶことができました。
コーチングを実際に自分もやってみながら無料体験を受けることができます。コーチングとはどういうものなのかを、90分の講師のレクチャーを受けながら参加者同士のワーク形式で体験可。
また、モデリングをする際は以下の3点に気をつけてみてください。
・国際コーチング連盟(ICF)の資格を持っているコーチを選ぶ
有料セッションの実施やセッションログの提出など、国際基準を満たしているコーチのみが得られる資格です。優先的にこの資格をもつコーチを選ぶようにしてみてください。
・セッションの録画をする(可能であれば)
セッション後にどのようにコーチングをしてもらったかを振り返るために録画をお願いしましょう。Zoomなどでセッションを記録・保存しておくと、将来に自分のセッションと比較して学ぶこともできます。
・セッションの終わりに学び方を尋ねる
セッションを受け終わったタイミングで、担当してくれたコーチに、コーチングで起業・副業ができるようになった過程を聞いてみるようにしてください。そうすることで、あなたがコーチングをビジネスにして行く上でのヒントが得られます。
【質問例】
・コーチングはどのように勉強をしましたか?
・どんなジャンルのコーチングを普段はしていますか?
・集客するためにどんなことをしていますか?
など
ここまでをまとめると、効率よくコーチングを副業にしていくにはまずモデリングをするということになります。
ちなみに過去私は学び始めた頃は、3人のコーチの体験セッションを受け「おーコーチングってこんな風に進むのか」と感動したことを覚えています。
多くの人はこの過程をすっ飛ばしいきなり勉強から入るので、何に向かって勉強しているのかがわからなくなり、挫折してしまいます。
したがって、まずコーチとして生計を立てている人のセッションを体感し、目指す姿を把握することで、より速くに副業デビューを目指していきましょう。
STEP2 スキル習得
コーチングがどんなものかがわかったら、次はその「コーチング」ができるようになるにはどうすればいいのかを実際に学んでいきます。
私の場合は、以下の3ステップを通してコーチングでお金をいただけるくらいまでスキルを磨くことができました。
①オンライン講座で本当にやりたいかを確認
まずは、コーチングがあなたにとって本当にやりたいことなのかを確認するために、低価格で受講できるオンライン講座を受けることをおすすめします。
なぜ本などのテキストではないかというと、オンライン講座の方が実践動画などが載っていて視覚的にコーチングのイメージがより持てるためです。
例えば、コーチングスキルの1つである質問や傾聴は、テキストで読むだけではどうやって実践するかのイメージが湧きませんよね。
オンライン講座を選ぶ時は、以下の3点を確認してみてください。
・網羅的なコースか
以下の内容が最低でも入っているコースを選びましょう。自己基盤、コーチングマインド、クライエントとの関係構築、承認、傾聴、質問、フィードバック、提案、セッションの進行方法
・価格がリーズナブルか
コーチングを学びたいかどうかを確認するためにスクールに行き、数10万円もかける必要はありません。数1000円〜3万円くらいが目安です。
・レビューを確認する
実際に学習効果のある講座なのかをレビューを見て確認するようにしましょう。
以上の3つのポイントを抑えたオススメの動画講座をまとめた記事【コーチングオンライン/通信講座】おすすめ12コースを厳選も、興味がある方は参考にしてみてください。
②コーチングスクールで実践練習をする
私がコーチングを本格的に学ぼうと考えてからは、オンライン講座の自主学習では得られない実践練習の経験を積むためにスクールに通いました。
スクールとは、対面またはオンライン通話で講師が手取り足取りコーチングの実践方法や起業・副業の方法について教えてくれる場所になります。
例えば私は銀座コーチングスクールという学校に行っていましたが、そこではFacebookグループで他の受講生に練習を付き合ってもらっていました。
では、どのようにスクールを選べばいいかというと、以下の3つのポイントを抑えてみてください。
・コーチングを使う目的に合っているか
コーチングを使う目的は多岐に渡ります。職場での1on1、人生設計、キャリア、フィットネス、健康、人間関係、恋愛など。あなたのテーマに近いスクールを選ぶようにしましょう。
・講師の教え方は自分に合っているか
いきなり入学するのではなく、事前に無料説明会や体験会に参加し、講師の授業の進め方が自分に合っているかを確認しましょう。
・自分の予算に合っているか
スクールの費用は20~150万円といったふうに各校異なります。高い方が同級生や講師とのセッション練習の機会が多い傾向にありますが、次のステップで紹介する自主練習で補完することもできます。
ちなみに、私は社会人3年目の時にコーチングを学び始めたので、「比較的低予算のスクール」×「自主練習」でスキルを磨いていました。
スクール選びに迷っている方は、目的や予算にあった学校をまとめた、【2023年版】コーチング資格おすすめ16選 | 費用・難易度・条件を比較!も参考にしてみてください。
③ 自主練習でスキル磨く
受験勉強で授業を受けるだけで志望校に受かるわけではないように、オンライン講座やスクールの授業を受ければコーチングができるようになるわけではありません。
必ず自主練習をする時間が必要となってきます。
私の場合は、コーチングスクール終了後からサービスをリリースするまでの6ヶ月間、友人、会社の部下や同僚10人以上に練習の付き合ってもらいました。
ちなみに、全員とのセッション数を合計すると練習回数は100回以上は行いました。大変ですが、有料でセッションをする上でこれくらいは最低でもやるべきだと私は思います。
自主練習をするときのコツは以下の3つのポイントを抑えてみてください。
・各セッションに1つの明確な目標を持つ
話を黙って聴く、オープンクエスチョン、アイスブレイクで緊張をほぐすなど。各セッションでどんなことができるようになりたいのかという明確な目標を持って挑むと効率的にスキルを習得できるようになります。
・率直なフィードバックをもらう
自分一人での練習だけでは気づかない弱点や誤解があるかもしれません。第三者からのフィードバックは、客観的な視点を提供してくれる重要な要素です。
フィードバックに関しては、「セッションのどういうところが良かったのか」「どういうところをもっと改善して欲しいと感じたか」を意見してもらうようにしましょう。
・関係の遠近を分けて練習する
近しい友人や同僚とセッションをすることは、率直なフィードバックをもらう上では重要ですが、リアルなセッションの緊張感を持って練習ができません。
したがって友人の友人など初対面の人との練習機会を持てるとベターです。私の場合は、同僚や部下に友人でコーチングを無料で受けたい人を紹介してもらったり、スクールのFacebookグループで初対面の方とセッションを行っていました。
ここまでの内容まとめると、コーチングスキルを身につけるには以下の3つのステップをフォローしてみてください。
一見大変な道のりですが、コーチングは学ぶ過程が実践中心(セッションや対話練習)なので、人と話すのが好きな人は楽しみながら身につけることができます。
「テキストで読むのは疲れた…」そんなあなたのためにコーチングとマーケティングを速習し、副業を始めたい人向けの動画講座も作っています。
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STEP3 テーマ決め
コーチングがどのようなものかわかったら、次は自分がどのようなコーチングテーマを自分は扱いたいのかについて考えていきます。
コーチとして提供する未来を考えるためには、過去自分が達成してきたことや克服してきたことを考えるのが最も一般的です。
以下のような質問に答えて考えてみましょう。
()は私の回答例
Q. 過去にどのような職業や役割を経験してきましたか?(例:国際NGOのプロジェクトマネージャー、Udemy講師、ドキュメンタリー監督など)
自分が力を入れたいジャンルに関連するスキルや興味を見つける手がかりになります。
Q.人生の中で最も誇りに思う成就や成功体験は何ですか?どうやってそれを達成しましたか?(例:過去作ったドキュメンタリーが映画祭に選ばれたこと)
成功の過程や方法を他人と共有するためのコーチングジャンルを見つけることができます。
Q.過去に失敗した経験はありますか?それらの失敗から学んだ最も重要な教訓は何ですか?(例: 部下の育成で自主性を促すことができなかった )
失敗から学んだ教訓をもとに、コーチングをすることが可能です。
Q.過去に人々に最も影響を与えたと感じる瞬間や行動は何ですか?(例: 就活生の人生相談)
自分が他人に与えることができる価値や変化を理解し、それに関連するジャンルを選定します。
Q.過去に取り組んだ趣味やプロジェクトで、特に情熱を感じたものは何ですか?(例: フィリピンで開いた職業体験イベント)
自分の情熱や興味を反映したコーチングジャンルを見つける手がかりになります。
Q.人生の中で最も困難だった挑戦は何でしたか?それをどのように乗り越えましたか?(例:人前で話すのが苦手だったが独自の練習を重ねて乗り切った)
これらの挑戦を乗り越えた経験から、他人の障害を克服する手助けをするジャンルに焦点を当てることができます。
Q.過去に自分が変化させたいと思った人生の側面は何でしたか?どうやって変えましたか?(例: 説明するのが苦手だったが、ロジカルシンキングを学んで改善した)
自己変革のプロセスを理解することで、他人の変化を促進するコーチングに特化することができるでしょう。
Q.自分の友人や家族があなたの最大の強みとして挙げるものは何だと思いますか?(例: やりたいと思ったことを継続すること)
他人の視点からの自分の強みを理解することで、それに基づいたコーチングジャンルを選ぶことができます。
Q.過去、周りの友人や職場の同僚に教えたことはなんですか?(例: 英会話、動画編集など)
自分が自然と提供しているサポートのタイプから、自分のコーチングジャンルを見つける手がかりになります。
Q.以上の中で最もあなたがお客さんの「できない」という気持ちに寄り添ってコーチングができるジャンルはなんですか?(例: 国際協力キャリアを歩むこと)
お客さんに共感できるテーマを選ぶことで、セッションでも信頼してもらいやすくなります。
STEP4サービス設計
コーチングジャンルを選定できたら次は具体的なサービス内容を設計していきます。
サービス内容とは、お客さんを現状から理想の未来に連れていくために必要な支援のことを表します。
流れとしては以下の4ステップで考えていきます。
①叶える未来を定義する
まずは副業としてあなたが選んだコーチングテーマで、どのような理想の未来にクライエントを連れていくのかを考えます。
どこに向かうのかがわからない状態でセッションを行っても迷走するだけですよね。
したがって、まずはサービスの出口(ゴール)から決めていきます。
ゴールを決めるには以下のような質問に答えてみましょう。
Q. あなたが選んだテーマに関して具体的に達成したことは何ですか? 時系列で1つずつ考えてみましょう
(例: 国際NGOから新卒で内定をもらった、当事者の課題を解決した、プロジェクトマネージャーに抜擢された)
過去自分が何ができるようになったのかという具体的な結果を考えてみると、クライエントにとって叶えたい結果を見つけることができるようになります。
②クライエントのプロフィールを作る
ゴール設定ができたら、クライエントのプロフィールを作っていきましょう。
どんな人を対象にするのかを明確にしておくことで、後ほどサービスを作る時にどんなことに重点をおいてコーチングをしていけばいいのかがわかるようになります。
クライエントのプロフィールを作る上で一番簡単なのは、過去の自分を顧客イメージとして設定することです。
先ほど出した目標を達成する前の自分を想像してください
・何歳だった?
・どんな仕事/勉強をしていた?
・テーマに関してどんなことに悩んでいた?
・何が障害になって目標が達成できずにいた?
・どんなサービスがあったら助かった?
・コーチングを受ける上での予算は?いくらだったら出した?
③類似サービスをモデリングする
次に、①作った出口(ゴール)と②プロフィールをつなぐサービスを探していきます。
多くの人が0から自分でサービスを考えようとしますが、それでは膨大な時間もかかるし質の良いサービスができないことが多いです。
したがって、サービス内容を考える前に、あなたがやりたいコーチングに似たサービスをいくつか購入し参考にします。
類似サービスを探すときには、以下のように「出口 / プロフィール」と「コーチング・プログラム・コース」といった言葉を組み合わせて検索をしてみると良いです。
「国際協力キャリア コーチング」
「社会課題解決 プログラム」
「国際協力 コース」
など
同じようなサービスがないときは以下のように一段階抽象度をあげてみると、類似サービスを見つけることができることが多いです。
「国際協力キャリアコーチング」
↓ 抽象度をあげる
「キャリアコーチング」
類似のサービスを見つけたら以下の質問を参考に、競合の情報をまとめてみましょう。
・サービス後に期待できる成果
・サービスの流れと内容(セッション内容 / カリキュラム/教材など)
・サービスの提供方法(対面/オンラインなど)
・費用
・期間
・サービス提供者の資格や経歴
なお、ウェブサイトをみるだけでなく、実際にプログラムを受けてみる方がイメージが沸きやすいので購入するようにしましょう。
具体的には、最低でも3つは類似サービスをさがしてウェブサイトで研究し、1つは購入して体感してみることをオススメします。
④独自性を考える
類似サービスを元にコーチングの内容を考えるとはいえ、完全なパクリコンテンツになるのは避けたいところです。
そこで最後に「あなたらしさ」を加えるという工程を行います。
独自性を考えるには、先ほど洗い出した類似サービスの内容から、自分らしさが出せるポイントを探していきます。
・サービス後に期待できる成果
→あなたにしか達成できない独自の成果はないか?(例: 相談でなくクライエントが実際に海外に赴き課題を解決するところまで体感する)
・サービスの流れと内容(セッション内容 / カリキュラム/教材など)
→独自のセッション内容やカリキュラム、教材などは考えられるか? (例: 課題のリサーチやプロジェクトマネジメントの方法をレクチャーする)
・サービスの提供方法(対面/オンラインなど)
→実施方法で差別化できないか? (例: 現地で実施する)
・費用
→安売りせず内容も質のよりいい方法で差別化できないか?(例: 現地に来てもらうことでより身近に国際協力の現場を理解できる。その結果、他のコーチングサービスより単価を上げられる)
・期間
→より速く達成できないか?(例: 現地に来てもらうことでそれ以外のことを考えない時間を強制的に作る)
・サービス提供者の資格や経歴
→あなたなりのストーリーはあるか? (例: 新卒で国際協力キャリアを選んだこと。ほとんどの人は中途から)
このように、他の類似サービスにはないポイントを入れることで、あなたのサービスを選ぶ理由が生まれ選んでもらいやすくなります。
STEP5 無料商品の設計
サービスが出来上がったら、初回のセッションだけを切り出し、無料もしくは低価格(100~3000円ほど)で体験会を提供するように意識してみてください。
なぜ、このステップを踏むかというとどんなサービスも購入してもらう前に信頼してもらう必要があるためです。
例えば、私の場合はプログラムを売る前に、無料の相談会を実施し悩みのヒアリングを行ったり、国際協力キャリアを歩むために必要なマインドセットや方法論をワークショップなどを開いていました。
そうすることで相手が「この人のプログラムなら信頼できる」と感じてくれ、いきなり広告でセールスを行った場合よりもサービスの購入率が上がります。
なのであなたも作ったサービスの初回の切り出したコンテンツを無料もしくは低価格で提供し、信頼を獲得することから初めてみてください。
STEP6 宣伝
無料/低価格の商品を作ることができたら、それが興味がある人に向けて宣伝を打っていくということになります。
主に手間やコストをかけすぎずに、宣伝を打つには以下の3つの方法があります。
コーチング副業サイトに登録する
一番手っ取り早く宣伝する方法は、コーチング専門の集客支援サービスに登録することです。
現在だと以下が主要なサービスになります。
コーチ探せる
コーチングを受けたい人と、コーチをつなぐサービスです。特徴としては、年会費12,100円でコーチングの集客ができるという格安な手数料です。これはコーチングの相場(5000~3万円ほど)からすると1~2名/1年で元が取れる計算になるのでお得だと言えます。
登録コーチの声(Sさん)
「コーチ探せる」に登録したおかげで大きな仕事に繋がりました!
外資系企業の次期幹部育成や研修をデリバリーしている企業にご縁が広がりました。
何がきっかけになるかは、わからないですね。具体的には、次世代リーダー育成プロジェクトのご依頼です。
お仕事の単価が大きいので、コーチ探せるの年会費(税込12,100円)からするとかなりお得だと感じています。
コーチングサーチ
多くのスクールや国際コーチ連盟(ICF)の法人パートナーとして運営されているコーチ紹介サイトです。先述の「コーチ探せる」よりも少し値段は高いが月額7700円で登録できクライエントを獲得することができます。
登録コーチの声(Wさん)
コーチングサーチに登録したことで、自分がリーチできない方からのお問合せが増えました。個人でコーチとして活動しており、広告宣伝費もそれほどかけられない中、Facebookや知り合い経由の口コミ中心のマーケティングを行っており、大きな広がりは難しいと感じていた時にコーチングサーチに登録したことで、自分がリーチできない方からのお問合せが増えました!
これらのほかにも、有料セッション経験が必要とされますが、My BuddyやZaPassといったコーチを募集しているサイトもあるので参考にしてみてください。
コツとしてはこういった集客支援サービスに1つだけでなく、いくつか登録しておくということです。
そうすることでより多くの問い合わせが獲得できる上に、サポートが終了した場合のリスクヘッジができます。
講座販売ツールを活用
あなたがもしコーチングだけでなく、ティーチング(講座やセミナー)を組み合わせたいのであればこのようなサイトも集客を手伝ってくれることでしょう。
ティーチングとコーチングを組み合わせた例:
・ダイエットの食事管理の方法を教える中でコーチングを使いたい
・30代からの婚活指導の中でコーチングを使いたい
・プログラマーキャリア転職支援の中でコーチングを使いたい
いずれも売り上げに対して手数料がかかる成果報酬式なので、ノーリスクで始められます。
こういったプラットフォームを活用して低価格の講座を提供し、買ってくれた生徒さんに高単価のコーチングなどを提案するということも可能です。
世界最大のコースプラットフォーム。私たちコーチが作った講座を自動で販売してくれます。講座の終わりにはボーナスレクチャーという自分のコーチングをマーケティングできる箇所があります。費用などは定期的に支払う必要はなく、講座に成果報酬で費用を支払うということになります。
こちらはスキルハックスという会社が設立した知識共有のプラットフォームです。大きな特徴としては、紹介者にはアフィリエイト報酬が入るという点で、いいコンテンツを作ればあなたのコンテンツをアフィリエイターの人が広めてくれるというメリットがあります。
ココナラ
ここではあなたのコーチングやサービスを直接販売することができるサイトになります。最初はできるだけ安くで販売し多くのレビューをもらい、信用が稼げたら値段をあげていくのがいいでしょう。
その他の4つのツールも含めた費用や事例などの解説は、【コーチング自動集客ツール7選】今どきのコーチは自分で集客しない !で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
SNS広告で集客する
上記の2つ以外には、SNSの広告を使って宣伝をするという方法もあります。
今ならTiktok、Instagramなどのリール広告の単価が安く、比較的誰でも打ちやすくなっていると思います。
ただしアカウントのブランディングなども並行して1からやる必要があるので、他の2つに比べると少しコストはかかる集客方法になります。
やり方としては以下の3ステップで行います。
①無料or低価格のコーチング/相談会などの案内を含めた広告をSNSで流す
SNSの場合はまだ信頼が築けていないため有料サービスをいきなり買うことはないため無料のコーチングや相談会などの案内をすることをおすすめします。
私の場合は、Faceboook、Instagram、Twitter広告を活用し国際協力の無料ワークショップやキャリア相談会(コーチングセッション)を宣伝していました。
②40~60分ほどでコーチング/相談会を実施
無料の個別のコーチングや相談会を実施します。
③自分の有料コーチングの案内をする
セッションや相談会の最後にあなたが売りたい有料コーチングプログラムの案内を行います。
具体的にどうすれば有料コーチングを購入してもらいやすくなるかは次のステップで解説していきます。
STEP7 有料商品への案内
では、どのようにすれば無料/低価格のサービス(体験会や講座など)から、高単価の商品を買ってもらえるようになるのでしょうか?
クライエントが欲しいものを提案することを前提として、以下の3つを守ってセールスすることが鍵になります。
期限/限定付きにすること
人は期限がないと行動しません。私の場合は、無料体験会の3日以内に購入すれば、コーチングプログラムに割引がつくといった形で行動を促していました。また限定何人までしかやらないと限定するのも購買を促すのに最適なやり方です。
達成/返金保証
クライエントは、「サービスを受けても目標が達成できないのではないか」という不安を持っています。そういった不安を拭うために、達成するまでサポートするもしくは、1ヶ月以内のキャンセルであれば一部/全額返金をするという保証をつけると安心でき購入してもらいやすくなります。
押し売りしない
人はリバースサイコロジー(言われたことと反対の行為をしたくなる心理)があるので、「受けないと損ですよ」「絶対おすすめです」と言った押し売りは逆効果になります。「もし興味があれば連絡してください」と相手の自発性を尊重しましょう。
無料/低価格のサービスが終了した時に、こういった3つのポイントを抑えながらセールスをしてもらえると購入してもらいやすくなります。
セールスの文言例:
(有料プログラムの説明後)
本日無料セッションに参加していただので、プログラム通常3ヶ月12万円のところ3分の1の年間4万円で提供させていただきます。
ただし、申し込みは、人数の制限があるため3日以内に締め切らせていただきますのでご注意ください。それ以降は申し込みは人数の都合上受付できないのでご了承お願いいたします。
なお、満足いただけなかった場合は、参加後30日以内であれば全額返金させていただきます。
もちろんプログラムへの参加を強制するものではないので、興味がある場合のみご連絡ください
ここまでコーチング副業の始め方をまとめてきましたが、一度7つのステップをまとめておきたいと思います。
「ここまでを1人で実装するのは難しい…」そう感じた方にもコーチングと起業のための知識を2時間で手取り足取り教えるコースを作っています。
過去、4000人以上が受講した人気のコースが今なら割引価格で!
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本当に副業におすすめ? コーチング市場の需要は伸びる?
結論、コーチング市場の需要は今後も伸びていく可能性が高いです。
アメリカのライフコーチング市場規模は、2022年に14億6,910万米ドルと評価され、2023年から2030年にかけて年平均成長率(CAGR)4.85%で拡大すると予想。
近年の国際コーチ連盟(ICF)の調査でも
・過去にコーチを利用したことがある人の43%
・コーチを利用したことがない人の22%が将来ライフコーチングを利用する可能性が高いと回答
今後コーチの需要が高まる背景としては、以下のようなものが考えられます。
働き方の多様化
リモートワークやフリーランスなど、従来の働き方とは異なる様々な働き方が増えています。この多様化に対応するため、個人の能力やキャリアの形成を支援するコーチングが求められています。
ライフロングラーニングの重要性の高まり
AIをはじめとするテクノロジーの進化や産業構造の変化に伴い、生涯にわたって学び続けることが求められる時代になりました。コーチングは、個人の学びや成長を促進する手段として重要視されています。
メンタルヘルスへの配慮
ストレス社会とも言われる現代において、メンタルヘルスの問題は非常に重要な課題です。コーチングは、個人の感情の管理や問題解決の手法として、メンタルヘルスのケアに対する需要が高まっています。
副業を選ぶ上で選んだ市場が伸びて行くのかということもとても重要な要素です。
そういった点では、コーチング市場はその条件を満たしていると言えます。
副業コーチの求人を出している企業はある?
「とはいえ、自分で1からサービスを作って起業して行くのは不安。」
「企業に属しながら、業務委託で副業をした方が収入も安定して嬉しい」
と感じている人もいるかもしれません。
では、コーチを求めている求人はあるのでしょうか?
Indeedでの求人検索
まずは、求人サイトの大手であるIndeedの検索窓で「コーチング」と調べてみました。
そうすると以下のような求人が出てきました。
・オンラインスクールのコーチング型営業
・オンラインスクールの学習コーチ
・英会話スクールのコーチ
・留学カウンセラー
・プログラミングスクールのメンター/コーチ
・エグゼクティブコーチ(経営層向け)
・キャリアアドバイザーなど
コーチングスキル単体を求めた求人はほぼなかったですが、業務フローの中でコーチングを求められる仕事はたくさんあると言えます。
特に、英会話に関連する求人が多くあったので、英語ができる人はコーチングを学ぶと仕事の幅がグッと広がると思います。
ただ、企業への就職や業務委託となると、基本的にスクールの資格や過去のセッション経験を求められるため、実践をある程度積んでからということになるでしょう。
コーチング副業で得られる収入の目安は?
では、コーチングを副業にしてどれくらいの収入が得られるのでしょうか?
ICFGlobalCoachingStudy_ExecutiveSummary(2023)
国際コーチ連盟(ICF)が毎年出すサマリーによると、同団体の資格保持者(アジア圏)の収入に関するデータは以下のようになります。
表: 国際コーチ連盟(ICF)資格保持者の収入例
平均年収 | 33,900ドル(476万57円ほど) |
時間あたりの平均報酬 | 70ドル(9830円) |
日本国内のコーチの相場は以下の通りです。
コーチングプロバイダーの平均相場
提供者 | 時間 | 価格 |
Mento | 60分 | 5000~30000円 |
Cotree | 60分 | 15000円 |
My buddy | 60分 | 3000円 |
REED | 60分 | 25000円(6回)~ |
Wisdom | 50分 | 14500円(月2回) |
Good Day | 50分 | 5500円 |
My Pecom | 30分〜60分 | 12000円~ |
サービス提供者によってまちまちですが、1回あたり3000円〜30000円といったところが相場になると思います。
あくまでも上記は目安なので、類似サービスの相場感、1ヶ月の目標収入、対応できる顧客の数などから割り出して計算してもらえたらと思います。
迷ったら、「自分ならいくらこのサービスに払うか?」と自問してみるのもいいと思います。
例えば私の場合、フィリピンのローカルな社会課題を見つけ、解決するという国際協力キャリアを一歩踏み出すというコーチングを行っていました。
価格は、フィリピンでの語学留学の費用の相場と同じくらいに設定し、3ヶ月39万円という価格で行っていました。
これは普通のコーチングよりも高い値段だといえます。なぜなら単なるコーチングだけでなく、語学習得や社会調査技法、フィールドワークなどの研修なども含んでいるからです。
したがって、コーチング+αのサービスに関しては、他のコーチングと比較されることがないため、そもそもコーチングの相場に合わせる必要はないといえます。
なので、私は個人的にはコーチング単体ビジネスではなく、コーチング+αのビジネスをオススメしています。
コーチング副業で失敗する4つのパターンとは?
コーチング副業をする上で、避けるべき4つの失敗パターンとその解決策について紹介していきます。
失敗①コーチングを売っている
コーチングビジネスをにおいて多くの人が陥るのが、「コーチング」を売ろうしてしまうことです。
なぜ、コーチングを売ろうとすると失敗するかというと、お客さんはコーチングが欲しいわけではなく、コーチングを通して得られる未来が欲しいためです。
例えば、
・ライザップに行く人はダイエットコーチングではなく、痩せて周りも羨む身体になる未来が欲しい
・英会話のNOVAに行く人は英会話コーチングではなく、海外転勤できる未来が欲しい
・TECHCAMPに行く人はプログラミング転職コーチングではなく、高収入で安定した仕事が手に入る未来が欲しい
このようにコーチングそれ自体ではなく、未来が欲しいのです。
なので、宣伝をするときは「コーチングを提供します」という文言ではなく、「あなたにこんな未来を提供します」という文言でを使うようにしましょう。
失敗②ノウハウコレクターになっている
次に多い失敗が、本や講座でコーチングの知識を吸収するだけのノウハウコレクターになってしまうことです。
コーチング関連のスキルはNLPやNVC、コーアクティブコーチング、ライフコーチングなど多岐に渡りますが、いろんな技術を身につければコーチングビジネスがうまくいくというわけではありません。
なぜなら、スキルを持っているからといってお客さんがコーチングを購入してくれるわけではなく、欲しい未来が得られるからお客さんが購入してくれるためです。
したがって、ある程度コーチングの基礎を身につけたら、ビジネスを始めてみて、必要だと思ったスキルを後々補強してくようにしていきましょう。
例えば、あなたが英会話に関するコーチングを行っていたとして、お客さんの学習モチベーションがわかないという問題に直面したとしましょう。
そうすると「どうやってモチベーションをあげればいいのか?」という疑問が湧いてきて、モチベーションをあげるために必要な技術を学ぶということになります。
ノウハウを集めるだけでは、活用できない不要な知識が積み重なっていくだけなので、ビジネスをスタートしてから必要に応じてコーチングなどの技術を身につけていくようにしましょう。
失敗③集客メディアを間違えている
3つ目は、集客メディアを間違えているということになります。
多くの人は、毎日SNS発信をしたりブログを書いたりと、猛者がたくさんいるフィールドでいきなり戦おうとしてしまいがちです。
実は、これから起業しようという人にとってInstagramやTwitterでの投稿、ブログなどは競合が多いためあまり向いていません。
なぜなら、企業が大量のSNSの広告を出していたり、インフルエンサーを活用していたり、ライターを雇って記事を量産していたりするためです。
このようなレッドオーシャンで最初から戦っても勝てないのでやめておきましょう。
むしろ、集客を自分でやらなくても運営側がプロモーションをしてくれるCtoCのプラットフォームを最初は活用します。
例えば、Udemy、Peatix、ストアカ、ココナラといった媒体で動画講座やセミナーを開き集客をしていきます。
これらのプラットフォームを使えばあなたが宣伝活動を行わなくても、企業のプロマーケターたちが勝手にあなたの商品に集客してくれます。
例えば、私の場合はUdemyで以下のような講座を作ったことで、毎月300~500人の生徒さんを集めることができるようになりました。
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会社員として働きながら副業する人の多くは時間がないと思うので、「最初は自分で宣伝しない」と割り切ってスタートしてみてください。
どんな集客プラットフォームを使えばいいかについては、先述しているのでこちらを参考にしてください。
失敗④安売りしている
4つ目が、安売りしているという失敗になります。
会社員として副業を始めるということは、平日の夜または土日という限られた時間を工面して、売り上げをあげていくということになります。
そんな中で、安売りしてたくさんのクライエントを抱えていると、お客さんが多いのに売り上げがあがらないという二重苦に陥ってしまいます。
例えば、月10万円の売り上げをあげると仮定して、安売りした場合と単価をあげた場合をみてみましょう。
・安売りした場合
5000円×20人=10万円
クライエントを20人集めるのはそもそも大変ですし、毎週1人に1時間セッションをするとしたら週20時間働かなくてはなりません。
・単価をあげた場合
5万円×2人=10万円
単価をあげた場合は週2時間だけ働けばいいということになり、ムダに働かずに済みます。また、単価が高い方が金銭的に余裕のあるお客さんを相手にできるため、クレームも少なくなる傾向にあります。
もちろん、最初実績を積むためにモニターに対して低価格で提供するのは構いませんが、ビジネスをスタートさせるときは疲弊しないように高めの価格設定にするようにしてみてください。
コーチング副業に資格は必要or不要?
次に、コーチングの副業に資格は必要かどうかということについて解説しておきたいと思います。
以下A・Bどちらにあなたは当てはまるでしょうか?
A:「〇〇コーチング」という名前のサービスを出したい
(例: キャリアコーチング, 英会話コーチング, 婚活コーチングなど)
B: 「〇〇コーチング」という名前は使わず、サービスの一部で活用したい
(例: ITキャリア転職サービス, 婚活支援サービス, 英会話教室など)
もしAに当てはまった場合は、お客さんがコーチングという技術に期待してサービスを受ける可能性が高いので、資格は取った方がいいです。
【コーチング資格の種類&費用】おすすめ12資格すべてまとめてみたを参照
Bの場合は、特にお客さんはコーチングという技術に期待してサービスを受けるわけではないので、資格の有無は問われないことが多く、資格がなくてもスキルがあれば問題ありません。
【コーチングオンライン/通信講座】おすすめ12コースを厳選!を参照
まとめると、コーチングをメインでやるのか、コーチングを活用したサービスをするのかで資格の必要性は変わってくるということになります。
コーチングを副業にすると「怪しい」と思われる?
コーチングで副業をする人の中には、怪しいと思われるんじゃないか?と不安になっている人もいると思います。
そこで、どういうコーチが怪しいと思われ、信頼されるのかということについても触れておきます。
特にコーチング業界に関して怪しいと思われるかどうかの基準については以下の3つが挙げられます。
パターン1. 得られる未来が明確でない
以下、どちらのコーチなら安心してセッションを申し込めそうでしょうか?
・
・
・
おそらくほとんどの人がBと答えたかと思います。
どんな料理を提供しているか分からないレストランには入りにくいように、どんな未来を提供しているのかが分からないコーチには申し込みにくいのです。
私も過去、講座の紹介文などに、サービスで得られる未来をしっかりと書いていなかった時は購入率があまり上がりませんでした。
したがって、副業で始めるときはBのコーチのように、あなたのコーチングを通してどんな未来を提供するのかをできるだけ具体的にしておきましょう。
パターン2. プロフィールが明確でない
以下、どちらのコーチなら安心してセッションを申し込めそうでしょうか?
・
・
・
おそらくほとんどの人がBと答えたかと思います。
モノやサービスで溢れる現代。何を買うかよりも誰から買うかで選ぶ時代だからこそ、プロフィールを具体的にしましょう。
例えば、普段は何をしているのか、どんな経歴なのか、どんなストーリーでコーチングを始めたのかなどを書いておくといいです。
パターン3.社会的証明がない
以下、どちらのコーチなら安心してセッションを申し込めそうでしょうか?
・
・
・
おそらくほとんどの人がBと答えたかと思います。
社会的証明とは、他のお客さんがあなたのコーチングを受けたという証明のことです。いわゆるレビューというやつです。
私も副業を始めた頃は、ビジネスコーチから、「何よりもまずはレビューをもらえ」と何度も言われました。
では、どのようにレビューを集めたらいいかというと、無料セッションをするということになります。
例えば、身近な友人から知人を紹介してもらったり、 SNSなどで無料セッションを受けてくれる人を集める、レビューを書いてもらいましょう。
私の講座の生徒さんの例
まとめると、副業としてビジネスを始める時に怪しまれないために、以下の3つの質問を自分に投げかけてみましょう。
・提供する未来は5感で感じられるほど明確か?
・あなたの人物像がありありとイメージできるくらいプロフィールは具体的か?
・ あなたのコーチングに対するレビューは最低でも3つはもらっているか?(いいことだけでなく改善すべき点も言及されているか?)
この3つをクリアできていると、安心してお客さんに購入してもらえると思います。
コーチングを副業にするリスクは?
どんな起業にもリスクはつきものですが、コーチングを副業にしたらどんな問題が起きるのでしょうか?
ここでは生じうるリスクとその対策についていくつか紹介します。
会社に身バレする可能性がある
現在のインボイス制度では、登録した個人は適格請求書発行事業者公表サイトに氏名が公表され、登録番号が知られれば本業の会社に副業をしていることがバレる可能性があります。
引用元: 国税庁
*インボイスとは?
販売先に対して、税率などを正確に伝えるために、従来の区分記載請求書に必要事項を追記した請求書のこと。2023年10月以降開始
適格請求書発行事業者に報酬を支払うと、支払い元は仕入税額控除を受けられるというメリットがあります。しかし、適格請求書発行事業者でない事業者に報酬を支払うと、仕入税額控除を受けられないという状態になります。
したがって、もしあなたが特に法人を相手にコーチングを行うのであれば、個人名が出るということを前提にコーチングを副業にする覚悟が必要だといえます。
ただし、個人を相手にする場合は、仕入れ税控除を自ら申請するクライエントは少ないため、適格請求書発行事業者として登録しなくても活動することができます。
契約内容の齟齬によるトラブル
セッションを進める中で、コーチングの契約内容に関する齟齬が起きた時に、クライエントとトラブルが起きる可能性があります。
認識の違いの例で言えば、
・ここまでサポートしてもらえると思っていたのにしてもらえなかった
・料金体系が考えていたものと違った
・返金保証がもっと長いと思っていた
など
私は必ず以下のような書面に同意してもらった上で行うようにしています。
コーチングサービス契約書
本契約は、[日付] に [クライアントの氏名](以下「クライアント」とする)と [コーチの氏名](以下「コーチ」とする)の間で締結されるものである。
サービスの内容
コーチはクライアントに対して、以下の内容のコーチングサービスを提供することを約束する。
[具体的なサービス内容]サービスの期間と頻度
[開始日] から [終了日] までの期間
[週/月] に [回数] 回、合計 [総回数] 回料金
サービスの料金は [金額] であり、[支払い方法やタイミング] に従って支払うものとする。返金ポリシー
返金はサービス開始日を含めて30日以内であれば受け付けるものとする。秘密保持
双方は、本契約に関連して知り得た情報を第三者に開示・漏洩しないことを約束する。免責事項
コーチングは助言やサポートを提供するものであり、クライアントの最終的な判断や行動により起きた一切の問題をコーチ側は追わないこととする。その他
本契約に明記されていない事項については、双方の協議により決定する。本契約の内容を確認し、双方同意の上、以下の通り署名する。
[クライアントの氏名] 署名: _______________ 日付: [日付] [コーチの氏名] 署名: _______________ 日付: [日付]
あくまでも上記はテンプレートです。契約書の作成が心配な方はオンラインの弁護士相談サービス(例: カケコムなどなら数1000円から可)を活用してみてください。
本業との掛け持ちによる心身の疲労
コーチングは直接顧客と関わって働くという仕事柄、時間単価で働くビジネスモデルになります。
したがって、どうしても本業+αの心身のストレスはかかってくると思います。
ただクライエントの人生が変わる瞬間に立ち会えるというやりがいは、他の副業よりも感じられる職業であることは間違いありません。
どんな副業の形にもメリットとデメリットはあると思うので、あなたなりに検討してもらえたらと思います(次の章を参照)。
また、時間単価で働くのが嫌だという人は、オンライン講座販売などのコンテンツビジネスを検討されるといいと思います。
私の場合は、Udemyというコースを販売するプラットフォームを一部活用し、自動で収入が入る仕組みを構築しています。
参考: 【2023年版】Udemy講師の収入は?儲かるor儲からない? | 売上レポートつき
コーチングを副業にするメリットとデメリット
YoutuberやTiktoker、ライバー、せどり、アフィリエイターなど様々な副業がありますが、その中でもコーチングを副業にするメリットとデメリットは何なのでしょうか?
以下、メリットとデメリットを表にしてみました。
メリット | デメリット |
顧客単価が高い | 収入に天井がある |
店舗・在庫を持たない | 技術習得に時間がかかる |
顧客と深い関係を築ける | 資格の習得にはお金がかかる |
・顧客単価が高い
コーチングは1on1で時間をかけて1人の顧客に対応するということもあり、普通のビジネスよりも単価が高くなります。
コーチングセッションの相場は人にもよりますが、1回3000~3万円ほどが目安です。
少人数を相手に少しの時間でたくさん稼げるという意味では、コーチングは副業として優秀なビジネスだと言えます。
・店舗&在庫を持たない
ビジネスを始める上で一番気になるのが失敗した時のリスク。
テナントや在庫を抱えるビジネスの場合は売上がたたなかった時にマイナスが出ますが、コーチングの場合はオンラインで実施できるためそういったリスクがありません。
強いてかかる費用をあげるなら、顧客とのミーティングに使う通話アプリ(Zoomなど)ですが、Google Meetといったアプリを使えば無料で1on1セッションを行うことも可能です。
・お客さんと深い関係を築ける
コーチングは1on1のビジネスなので、他のどの副業よりもお客さんと親密な関係が築けます。
「あなたのおかげで人生が変わりました」と言われる未来を想像するとワクワクする人も多いのでしょうか?
ただお金を稼ぐのではなく、誰かの人生に貢献したいと思える人にはコーチングはピッタリな副業だと言えます。
・収入に天井がある
コーチングは時間単価の労働なので、時間に限りがあるように収入にも限界があります。
副業の場合、本業でやる場合よりもセッションにさける時間が少なくなるため、稼げる額には限られてきます。
例えば、月3万円のクライエントが5人いたとしたら月の収入は15万円。
それ以上稼ごうと思えばスキルUPして単価を上げるか、対応する人数を増やすということになります。
・技術習得に時間がかかる
スクールやオンライン講座などで勉強したのち、コーチデビューするまでに少なくとも3ヶ月ほどはかかります。
私の場合は、コーチングビジネスを始める前に、職場の部下やインターンに6ヶ月ほど練習に付き合ってもらっていました。
人によってはTwitterやInstagramで無料セッションを募集し、1~2年で100人くらいと練習してからデビューする人もいます。
・技術習得に費用がかかる
コーチングスクールの相場は20〜150万円ほど。副業を始める上での初期投資としては、決して安い方ではありません。
私もコーチングの勉強に、少なくとも80万円ほどは使いました(スクールや本、講座など)。
しかし、現在はオンライン講座も開校されており、数万円代から安くで効率的に身につけることも可能です。
このように、メリットとデメリットの両方を把握した上で、コーチングを副業として始めるかどうかを考えてみてくださいね。
【まとめ】あなたにコーチング副業は向いている?
ここまで読み進めてきても、まだコーチングを副業にすべきか悩んでいる人もいると思います。
最後にあなたがコーチングを副業にすべきかどうかということについて判断するためのチェックリストを作成しました。
いくつ当てはまれば良いというものではありませんが、より多く当てはまっているほどあなたには向いているといえます。
完全に主観でもいいのでいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
・初対面の人と関わることに抵抗がない
・人の話を聴くことが苦ではない
・友達と内緒で話したことを外に漏らすことはない
・家族や友人、職場の人などに何かと教えていることが多い
・自分が活躍するより陰でサポートするのが向いていると感じる
・人から相談されることが多い
・自身も目標を設定し挑んできた過去がある
・スポーツ観戦や人を応援することが好き
・物事のポジティブな側面を見つけるのが得意
・いろんな価値観の人を受け入れることができる
・人の悩みを聞いても自分は落ち込みすぎない
・時間やタスクを管理するのが得意
あなたはいくつ当てはまったでしょうか?
上記は私や私の周りのコーチに共通する特徴です。
あくまでもこれが正解というわけではないですが、コーチとして求められる素養がここに集約されていますので、迷っている人は参考にしてみてください。
では、あなたのコーチング副業がうまくいくことを心より応援しております。
ベネッセのUdemyでコーチング関連の講座でベストセラーを3つ受賞。米国Transformaiton Academy認定コーチ、銀座コーチングスクール(GCS)認定コーチ、フィリピン社会起業大学SEED元講師など